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プロダクトの力で不動産のイメージを変える。GAのPdMが目指すゴールとは

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中途採用 社員インタビュー RENOSY

Jul

15

Thu

WORDS BY浅野 翠
POSTED2021/07/15
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GAテクノロジーズグループでは、「借りる・買う・売る・貸す・投資する」という住まいにまつわるすべてを提供するため、30以上のプロダクトを開発しています。

今回は、RENOSYの複数のプロダクトに関わる、プロダクトマネージャー(PdM)をご紹介します。

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PROFILE
  • Product Planning Division/RENOSY Marketplace マネージャー
平田 貴朗
2008年、エムティーアイに新卒入社。Webディレクターとしてデコメール事業に携わった後、レコチョクで音楽アプリの企画・UIデザイン・マーケティング、某証券会社ではIT事業戦略室プロデューサーを務める。2018年にGAテクノロジーズに入社、現在はアドバタイジング事業のプロダクトを担当。

テクノロジーとリアル、両方の可能性を模索する

- まず、平田さんのキャリアについて教えてください。

高校時代から広告やメディア・コミュニケーションに興味があり、大学ではメディア論を専攻しました。
当時はまだスマートフォンという名称もほとんど存在せず、ガラケー全盛期。これまでは不特定多数に向けた広告しか打てなかったのが、携帯の位置情報や検索履歴を使うことで、その人に合った広告が出せるようになり始めた頃。まさに広告の転換期ですね。その「常にユーザーの半径30cm以内にあるメディア」を使って何かできないかと思い、当時まだ少なかったインターネット企業を志望しました。

「新卒から企画職ができる」「サービスを作ってユーザーに届けられる」という2つの条件で会社を探し、新卒ではエムティーアイに入社。
当時流行していた、デコメールを扱う事業部で、数年間Webディレクターとして幅広い経験を積みました。

当初から「企画職としてスキルアップするため、3〜5年のスパンでサービスやプロダクト、または会社や業界を変えていこう」と決めていました。ずっと特定のサービスやプロダクトに関わるのも素敵ですが、自分の場合は複数のサービスや会社の手法を学んだほうが成長できると思ったんです。

次に挑戦するのも「自分の思いが反映でき、カスタマー目線で考えられるエンタメ系がいい」と思いました。また、おもにユーザー数を伸ばすことを考える成長期の業界にいたので、次は成熟期、かつビジネスモデルが違う業界がいいと思い、レコチョクに入社しました。

音楽アプリの企画や、他社のデバイス上でのマーケティング戦略に関わることができ、同じエンタメでもまったく違う経験ができたのが良かったですね。

その後、1社目の上司に誘っていただき、証券会社に入社しました。
そこではIT事業戦略室を立ち上げ、これまでアナログだった営業手法にいかにITを活用するかを考えるのがおもな役割。LTVを算出したり、広告を出したりとさまざまな打ち手に挑戦できたのも楽しかったです。

- エンタメから金融と、まったく違う業界への挑戦だったと思います。怖さはなかったのでしょうか?

逆に、自分がこれまでやってきた範囲とまったく違うのが「おもしろい」と思いました。金融も当時はアナログでしたが、これまで自分がデジタルの領域にいたからこそ、変えられる部分があると思いました。

基本的に、他の人がやったことがないようなことに挑戦するのが好きなんですよね。すでに周囲に経験者がいそうなことは、その人に聞いて吸収していくスタイルです(笑)。

- 平田さんがGAテクノロジーズを知ったきっかけを教えてください。

証券会社でエンジニア・デザイナーを採用し、自社開発体制が構築でき、IT化については一定の達成感がありました。

証券会社に行くまでは、基本的にWebだけで完結するサービスを担当していました。しかし、SFA(※1)ツールやお客様とのやりとりのログを使って営業手法を変えてみるなど「テクノロジーを活かしてリアルの体験を変える」ことを経験できたんです。当時はセミナーでの集客が流行しており、オフライン接点も有効性も実感していました。なので、次に挑戦するならテクノロジーとリアル両方に関わるサービスがいいなと思っていました。

※1 SFA:「Sales Force Automation」の略。営業支援システムのこと。

そのときにたまたまGAテクノロジーズを知りました。正直、不動産業界は考えていなかったのですが、業界自体を変えていこうとしている姿勢に惹きつけられました。誰もまだやっていないことですし、面接でもワクワクしたんです。

これからはテクノロジーがどんどんリアルを変えていくと思っていましたし、不動産でそれが実現できたらすごいことですよね。そんな「ワクワク感」が決め手になり、2018年にGAテクノロジーズにジョインしました。

お客様にとって価値あるサービスを

- GAテクノロジーズでの仕事について教えてください。

まず、自分で住む用の不動産を意味する「実需」領域で、複数のプロダクトマネージャーを務めました。RENOSYスマート売却など、実際に家を買ったり売ったりしたい方に向けたサービスの企画ですね。

その後、M&AでモダンスタンダードがGAテクノロジーズグループに加わったことで、高級賃貸の領域にも関わることに。

現在は実需・賃貸領域からは離れて、RENOSYマーケットプレイスという事業を担当しています。これまでに比べると、新規の企画が多いですね。
具体的には、保険やその他ライフライン系の商材へ送客する、アドバタイジング施策です。また、RENOSY会員の方に喜んでいただける、さまざまな外部サービスとの提携も検討しています。

その他にも関わるプロジェクトが複数あるため、それを横串で見ているイメージですね。私はプロダクトサイドを担当しているため、ビジネスサイドのやりとりも多いです。自部署はもちろん、社内のさまざまな部署とのコミュニケーションが多いのが特徴でしょうか。

- 複数の事業やプロダクトを経験されているんですね。

担当するプロダクトが変わっても、RENOSYが掲げる「住まい探しと資産運用を、もっとカンタンに。」というミッションや、「お客様にとってのベストを考える」という部分は変わりません。

プロダクトは、目的達成の手段のひとつに過ぎません。最終的に何を成し遂げたいか、ということが一番大切ですし、そういう意味ではどのプロダクトも目指すゴールは同じです。これまで培ったノウハウを生かせたり、逆にそれまでにない新たな気づきがあるので、個人的には楽しいですね。

これまでの知見を生かして、自分の手で新たな収益源を生み出したいと思っています。

- ずっと一つのプロダクトに関わることに比べると、大変そうな印象がありますがいかがですか?

もちろん大変ではありますが、複数の視点を持てますし、これまでに経験していない方法を試せるのは楽しいですよ。もともとの性格なのかもしれませんが、いろんな視点で考えられるほうが刺激的なんですよね。

あとは、不動産という、ある意味で特殊な業界を変えたいという思いがあります。
いまだにいいイメージがない方が多いかもしれませんが、私も含めみんな不動産に住んでいますよね。「衣食住」という言葉があるとおり、生きていくために欠かせないものでありながら、不便でわかりにくい。そんなイメージを本気で変えたいんです。業界にインパクトを起こしたいですし、プロダクトを通してそれが実現できると信じています。

- 最後に、今後の目標を教えてください。

まずは、新たな収益源を確立することですね。そのために、お客様にとって本当に価値のある体験・プロダクトを作っていきたいと思います。

また、中長期では「RENOSY全体でお客様にどんな価値が提供できるか」「プロダクトをどう作っていくべきか」「ビジネスをどう成立させるのか」という点に関わっていきたいと考えています。

「プロダクトマネジメント・トライアングル(※2)」という考え方があるのですが、顧客・ビジネス・開発者という中でいくと、私はビジネスや開発、どういうロードマップでどのようなプロダクト仕様で作っていくかに強みがあるタイプです。

※2 プロダクトマネジメント・トライアングル:プロダクトを中央に置き、開発者・ユーザー・ビジネスを頂点とする三角形のこと。プロダクトマネージャーの仕事の概要を図にしたもの。

チームとしての空白領域を埋めるのはもちろんですが、そうした自分の特性を意識しつつ、しっかり考え抜いたものを世の中に届けていきたいですね。

GAテクノロジーズには複数のプロダクトマネージャーがいますが、それぞれの得意分野を大切にしつつチームを作っていければ、RENOSYというサービスはもっと強くなると思います。

「一人ひとりも強いけど、集まったらもっと強い」というチームを目指したいですね。プロダクトは一人では作れないので、社内外の力を借りつつお客様に最高の価値提供をしていきたいです。


撮影:今井淳史
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。

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EDITOR’S PROFILE
  • Corporate PR
  • GA MAG.編集長
浅野 翠
2011年に早稲田大学を卒業後、インターネットイニシアティブ(IIJ)やビズリーチで人事を務める。2018年にGAテクノロジーズに入社。2020年8月より広報を担当。好物はすっぱいお菓子。
Twitter:@midoriii1221
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2021/07/15
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