GAテクノロジーズグループでは、「借りる・買う・売る・貸す・投資する」という住まいにまつわるすべてをお客様に提供するだけでなく、不動産業界全体のDX推進にも積極的に取り組んでいます。そのため、創業から新卒・中途ともに積極的にエンジニアを採用してきました。
今回は、新卒でGAテクノロジーズグループに入社し、3年連続で全社表彰をされるなど幅広く活躍しているエンジニアをご紹介します。
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学生時代は研究者になることを目指し、化学を専攻していました。しかし大学院に進学したものの、研究者としての未来が描けず、悩んでいるときにプログラミングに出会いました。
そこで大学院を休学し、本格的に勉強を開始。プログラミングは未経験でしたが、エンジニアになることを目指して懸命に勉強しました。
「エンジニアとして成長するためにベンチャー企業に行きたい」と考え始めたときに、GAテクノロジーズを知りました。「この会社なら急スピードで成長できそう」という直感が入社の決め手でした。
まず、正社員として入社する半年前から、内定者インターンとしてイタンジの開発チームに参加しました。GA BootCamp(※1)を卒業してすぐ、プロジェクトマネージャーおよびプロダクトマネージャーとして、プロダクトの要件定義や設計・実装などに携わることができたのは非常にいい経験でしたね。
※1 GA BootCamp:内定承諾者向けのエンジニア育成プログラム
私も最初は驚きました。一方で、「早く現場に入って、プロダクトの開発に携わりたい」と思っていたので、この機会を逃してはいけないと思いましたね。
2019年4月に正社員として入社後はイタンジに出向し、内定者インターンのときから開発していたプロダクトをリリースしました。
その後、OHEYAGOのリードエンジニアとして開発を担当。
OHEYAGOは、スマートフォン上でお部屋探し・内見予約・入居申し込みまでが完結する、セルフ内見型賃貸サイトです。
2019年9月のリリースに向けて、グループ内でも注目度が高まっていたプロジェクトだったので、失敗できないというプレッシャーと、やり遂げたときの安心感はよく覚えています。
まだ入社1年目だった私を重要なプロジェクトにアサインしていただいたことに、非常に感謝していますね。入社時期や新卒・中途ということにとらわれず、技術力や志向性などをフラットに見たうえで機会を与えていただいたのかなと思います。
その後、イタンジのSRE(※2)の部署に異動し、インフラの整備等に取り組みました。その後エンジニアリングマネージャにも就任し、認証基盤のリプレイスや、物件検索サービスのリプレイスなどの基盤サービスの開発にも携わりました。
※2 SRE:Site Reliability Engineeringの略。Googleが提唱する「システム運用管理の方法論及びエンジニアの役割」で、Webサイトやサービスの信頼性向上に重点を置き、システム運用に伴う作業をエンジニアリングによって自動化・効率化していくという考え方。
現在は、RENOSY Xで「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY(以下、MORTGAGE GATEWAY)」の開発に取り組んでいます。
「MORTGAGE GATEWAY」は、物件を購入するお客様(申込者)と不動産会社、そして金融機関の三者をつなぐサービスです。RENOSY Xが掲げる「不動産取引の新しいかたちを創造する。」というミッションを体現するプロダクトなので、プレッシャーは感じますが、しっかりリリースまで持っていきたいと思っています。
入社当初は表彰を結構意識していたので、初年度から「ENGINEER OF THE YEAR」をいただけたのはとても嬉しかったですね。あまりの驚きで、表彰されたときは頭が真っ白になりましたが(笑)。
GAテクノロジーズは創業から新卒採用を実施していますが、新卒が活躍できることを証明する意味でも、新卒1年目の中から選出される「ROOKIE OF THE YEAR」だけではなく、全グループのエンジニアから選ばれる「ENGINEER OF THE YEAR」を受賞した意味は大きいと思っています。
今は20卒、21卒と後輩の新卒エンジニアもたくさん入社していますので、他部署であっても1on1をしたり、サポートできることがあれば積極的に関わるようにしています。
LT会とテックブログは、私がインターンのときに立ち上げたものです。
私が入社した当時は、あまり技術的な交流をできる場が多くなかったんです。自分の知識や学びを共有したいという気持ちがあったので、「ないなら作ろう」と思って始めた取り組みです。
業務が忙しくなったこともあり、後輩に運営を引き継ぎましたが、LT会も15回以上開催されるなど、エンジニアのアウトプットの場として定着しているのは嬉しいですね。
いくつかありますが、まずエンジニアとして最初に学んだこと、そして今も大切にしているのは「絶対に障害を起こさない」ことです。
これはプロのエンジニアとして仕事をする上で、欠かすことのできない大前提だと思っています。GAGS(※3)でいうPROFESSIONALの部分ですね。
※3 GAGS:GA GROUP SPIRITSの略。GAテクノロジーズグループが大切にしている5つの価値観のこと
会社の核となるサービスの開発やメンテナンスを任せていただいているからには、「リスクを減らすためになんでもやる」という姿勢が必要不可欠です。
これはGAテクノロジーズCTOの遠藤さんから学んだことですね。
そしてミスや障害を起こさないためには、当然技術力が必要です。そのために、常に学び続けることを習慣にしています。
本を読んだり、社内外のエンジニアと意見交換をしたり、学んだことを文章化したりと、インプットとアウトプットを欠かさず実施しています。
技術的な質問にいつも快く答えてくださるCTOの遠藤さんやQAチームの柿崎さん、SREの中村郷史さんには本当に感謝しています。
また、自分がその部署にいる意味や、自分に求められている役割を考えるようにしています。これはエンジニアという職種に限らず言えることかもしれません。とくに、リーダーになってからは、周囲からの見られ方も意識するようになりました。どんな仕事でも、大変な時やつらい時はあると思います。でもリーダーになった以上、ネガティブな感情をメンバーが見えるところでは出さないことを意識しています。
今はさらに一歩進んで、とにかく一人一人のメンバーとしっかり向き合うことを大切にしていますね。
ただ、すべては「技術力」という土台があることが前提だと思っています。求められるものを障害を出さずにリリースするために、技術力はどんなポジションにいても絶対に必要です。だからこそ、周到に準備したり、学び続けたり、人格を磨いたりという努力をしています。
マネージャーになっても技術力は絶対に必要なので、この部分をおろそかにすることはできません。
まずは、「MORTGAGE GATEWAY」をきっちりリリースまで持っていくことです。
そのために、私個人ではなく開発チーム全員で成果を出すことを意識しています。
私はこれまで3度全社表彰をいただいていますが、すべて個人のものでした。しかし今後は、私だけでなくチームのエンジニア全員が力を発揮することが必要ですし、個々人の成長をサポートするのも私の役割です。
不安になることもありますが、それをエネルギーに変えて、全員で不動産取引の新しいかたちを創造したいと思います。
撮影:今井淳史
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