就活生のみなさん、こんにちは!GA MAG.編集長の浅野です。
突然ですが、みなさん就活はうまくいってますか?
「どんな会社を選べばいいかわからない」「大手とベンチャーって結局どっちがいいの?」など、悩み多き日々を送っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、22卒内定者インタビューの第1弾。「面接に進んだのは2社のみ」と、かなり企業を絞って就活をしていたという内定者の森泉に話を聞きました。
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
高校生までは、多くの人と変わらない学生生活を送っていました。少し違うことと言えば、両親が中国人なので「家では中国語、外では日本語」と、普段から2か国語を使って生活していたくらいでしょうか。
転機は高校での進路選択でした。ここで日本の大学を選ぶと、これまでと変わらない生活になりそうだと思ったんです。これまでとは違うことがしたいと思い、海外の大学を考え始めました。
最初は英語を学ぶためにもアメリカ留学を考えたのですが、学費が想像以上に高くて…。英語圏は難しいと考え、中国語圏への留学を考え始めました。英語と中国語の両方を使える台湾も検討しましたが、父とも相談し、最終的には大都市である上海の大学を選びました。
最初は、親元を離れた海外での生活に慣れるのに精一杯で、まったく心に余裕がありませんでした。サークルや部活に入ることも考えられませんでしたね。
でもそんな私を、日本人留学生の交流や情報提供を目的にした「日本人留学生会(以下、学生会)」の会長が熱心に誘ってくれたんです。最初は余裕もないし、生徒会みたいで面倒くさそうなイメージがあったので全く乗り気ではなかったのですが、何度も声をかけてくださったので、最終的には根負けして加入を決めました。
実際に学生会に入ってみると、会議やイベント準備、さらに自分の考えをまとめてみんなに伝えるという、これまでやってきたことがないことだらけで、正直大変でした。でも、やっていくうちに責任感が芽生え始め、会の運営にも力が入り、積極的に提案していろんなことを始めましたね。
大学3年の夏ですね。
最初は会社選びの軸を決めておらず、漠然と就活をしていました。会社が設定している「22卒」「日本語ビジネスレベル」などの応募要件に自分が合っていたらとにかく応募する、ということを続けていたら、あっという間にエントリー企業が増えてしまい…。「これだと効率が悪いな」と思い、企業選びの軸を3つ設定しました。
1つ目は、ITに関わる会社であること。
これは10年後の未来を考えたときに、ITは今後さらに伸びるだろうと思ったからです。
2つ目は、不動産の事業を手がけていること。
当時「40代で不動産投資をして海外に移住する」という人生設計を考えてました。そのため、不動産について学べる環境が良かったんです。
3つ目は、中国に進出している企業であること。
せっかく留学したので、その経験を生かしたいなと思い条件に入れました。
この3つの柱で企業を探し始め、すべてに当てはまったのがGAテクノロジーズと大手不動産会社でした。企業選びの軸を設定する前は、10社以上の企業にエントリーしていましたが、実際に面接に進んだのはその2社だけでしたね。
はい。でも正直な気持ちをお伝えすると、実際はGAテクノロジーズしかないと思っていました。
私は昔から直感がいいほうだと思っているのですが、GAテクノロジーズの募集要項や事業を知ったときに「この会社と自分の感覚は合っている」と思えたんです。初めて会ったときに「この人とは仲良くなれる」という感覚というか(笑)。
そこからさらに、IRや決算資料を見たり、GA MAG.の記事を見て、どんどん具体的な働くイメージが持てるようになりました。
2020年8月中旬に選考を受けました。私の就活では初の面接ですね。
「挫折したこと」や「学生時代に頑張ったこと」など、聞かれた内容自体は想定通りでした。一方で、面接をしてくれた人事が20卒だったので、「入社して半年も経たないのに、面接という責任ある仕事を任せてもらえるのか」と驚きました。
2次面接は、2016年入社の新卒の方でした。「厳しそうな人だな」と思ったのですが、インターンとして入社後、実際にお会いしたらかなり印象と違ってユーモアのある方だったので意外でしたね。そのときは、志望理由やGA GROUP SPIRITS(GAGS)の考え方について聞かれました。
最終面接に進む前に、人事で20卒の兒玉さんと、CSのマネージャーである頭士さんとお話しする機会をいただきました。
面接でお会いしたのがたまたま2人とも男性だったので、年の近い女性と、裁量権限を持った女性とお話ししたいと思ったんです。
実際にお話することで、より働くイメージが持てましたし、こういう機会を作ってくださったこと自体がとても嬉しかったです。
最終面接は、私の場合は複数回ありました。1回目は開始10分くらいで「次回までにこれを考えてきて」と宿題を渡されただけで終わってしまい、すごく緊張していたので拍子抜けしました(苦笑)。2回目は、その宿題に答える形のプレゼンをし、別日で改めてお話ししたときに内定をいただきました。
理由はわかりませんが、受けている企業も少なかったので、私の意志を確認したかったのかもしれません。
それで私の就活は終わりですね。一般的な就活生より受けた企業が少ないかもしれませんが、自分なりに軸を考えて絞った結果なので、まったく後悔はしていません。
GAテクノロジーズでインターンを開始したのは2020年11月です。
大学の同級生は、コロナの影響でそれぞれ帰国していましたし、私も日本に戻ることに。「普通のバイトをするより、自分が入社する会社で働いたほうがいいな」と思い、学生インターンに申し込みました。
入社後は新卒採用チームに配属され、学生さんと面談したり、採用イベントの企画・運営を担当。リーダーに「中国の大学から3人入社してもらうことを目標にしよう」と言われ、すでに2人は達成しています。
学内説明会の企画・運営については、学生会の経験がそのまま活きています。自分が企画した内容をそのまま任せていただいているので、責任とやりがいを感じています。
面談は、先輩が実際にやっているところに同席させてもらったり、社内でロープレをしてもらい、それに合格してから担当させていただいています。
あとは、就活中の学生さんに向けて「GA MAG.」で記事も書いています。
インターンをする前は「学生だし、単純作業を任せられることが多いんだろうな」という予想をしていましたが、思った以上にいろんなことに挑戦できています。
とくに「自分の考えをちゃんと伝えること」の大事さを学びましたね。周囲の人にちゃんと意志を伝えることで、自分がやりたいことが形になって進んでいく。主体性を持てばいろんなことに挑戦できるんだなと実感しました。
仕事では、「あなたになら任せる」と言われる人になりたいです。せっかくなら替えがきかない人になりたいですね。
また、日本は技術の進歩によって生活を大きく変えられる余地があると思っています。
中国はすでにかなり技術が発展していて、スマホひとつでほぼすべての日常生活がカバーできます。日本に帰ってくると、財布がないとできないことが多く、少し意外でした。日本で今後、さらに便利な暮らしができるようにしたいと思い、不動産×ITを手掛けるGAテクノロジーズに入ったので、いろいろな経験をして便利な生活に少しでも貢献できればと思っています。
とにかく、自分に合う企業を見つけてほしいです。
世間体を意識して、大手や有名企業に縛られてしまうと、働くことに幸せを感じられない気がしています。周りの意見に流されすぎず、自分が将来なりたい姿や、活かしたい経験に基づいて企業を選んでほしいですね。
結局、自分にとってベストな選択は自分にしかわからないものだと思っています。
あとは、決めた後の覚悟も大切かもしれません。選択肢はいくらでもありますが、「なぜここなのか」という問いに対する答えを自分でしっかり持っておけば、決めた後にあれこれ迷わずに自信を持って進んでいけると思います。それができれば、就活としては成功と言えるのではないでしょうか。
みなさんが自分に合った会社に出会えるよう、応援しています!
いかがでしたか?
就活では、家族や友人などさまざまな人の意見を聞くうちに、なにが正解なのかわからなくなることもありますよね。「自分が本当はなにがしたいのか」をしっかり考えると、後悔のない選択ができるのではないかと思います。
それでは次回もお楽しみに!
撮影:今井淳史
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