こんにちは、GA MAG.編集部の近藤です。
突然ですが、みなさんは「KOI」してますか?
鯉、濃い、故意、どれも違います。 そう、LOVEなやつ。「恋」です。
不動産テック企業のオウンドメディアで、恋の話ができるなんて思ってもいませんでしたが。編集長(@midoriii1221)からOKが出たので、今回は、先日イタンジが公開した「オンライン同棲」「同棲の間取り」の調査リリースについて、ニュース解説していきます。
テクノロジーで不動産の賃貸取引をなめらかにするイタンジ株式会社は、スマートフォン上でお部屋探し、内見予約、入居申込までが完結する、セルフ内見型賃貸サイト「OHEYAGO(オヘヤゴー)」のツイッターアカウントのフォロワーに対し実施した、同棲に関する意識調査の結果を発表します。
第一弾「恋愛はどこまでオンライン化できるのか、ボーダーラインを調査」
第二弾「同棲時の間取り」は1LDKで約60%、2LDKで約80%が満足
※オンライン同棲 :実際に同棲していないカップルが、無料通話アプリやビデオチャットを長時間つなげておくこと
いかがですか?
筆者は「オンライン同棲」なる言葉を本件で初めて知ったのですが、近いシチュエーションを経験したことはあるので想像はできました。
そのほかにも、恋愛に関する「オンライン〇〇」で許容できるものなど、さまざまな質問に対する詳しい回答を知りたい方は、ぜひプレスリリースをご覧ください。
(8月号のEditors Voiceは、本調査に対する編集部メンバーの意見が楽しみですね😎)(Editors Voiceとは、GA MAG.の1ヶ月を振り返り、編集部メンバーが記事には書けなかったぶっちゃけ話や企画の裏話などをお話しする番組)
さて、ユニークな調査結果で話が脱線してしまいがちですが。
今回の同棲に関する調査を実施した「OHEYAGO」とはどんなサービスなのか、解説していこうと思います。
初めてGAテクノロジーズグループのプレスリリースやGA MAG.をご覧いただいている人にも、本記事を楽しんでいただけるように、これから出てくる用語や名称の解説・紹介していきます。(不要な場合は読み飛ばしてください!)
おとり物件
おとり物件とは、「存在しない物件」「存在するが、取引対象にならない、あるいは取引の意思がない物件」などの広告宣伝を指します。一般的な不動産賃貸取引の仕組みでは、仲介会社は管理会社が更新する物件情報を確認しながら手作業で賃貸サイトに物件広告を掲載するため、「手作業での情報更新が追い付かず、募集が終了した物件の消し忘れ」や「集客のために募集終了物件が広告のような役割で掲載されたまま」といったことが起こっているのが現状です。
イタンジ株式会社
GAテクノロジーズのグループ会社。2012年6月に設立されたイタンジは、不動産賃貸取引を滑らかにするサービスの開発・運営を行うIT企業。これまで、不動産賃貸の業務と手続きをなめらかにするプラットフォーム「ITANDI BB(イタンジビービー)」や「ITANDI BB+(イタンジビービー プラス)」を始め、2019年9月には入居希望者がスマホ1つで即日内見から申し込みが可能な、セルフ内見型賃貸サービス「OHEYAGO(オヘヤゴー )」をリリースしました。
OHEYAGOは、①来店不要、②おとり物件なし、③リーズナブルなサービス等を特徴とするセルフ内見型賃貸サイト。
最短30分前からの事前予約により自身のペースで気軽に希望物件を内見することができ、物件探しから入居申し込み、契約までの一連の手続きがスマートフォン1つで可能です。
ではなぜOHEYAGOは「来店不要」「おとり物件なし」を実現できているのか。
これまでのお部屋探しの構造を見ていきながら、イタンジの事業をお伝えします。
日本の不動産取引は、複数の会社が介入する分業制で成り立っています。
それは不動産の購入だけでなく、お部屋を借りる賃貸の取引においても同じです。
お部屋を借りるときは、
・まずはポータルサイトで気になる物件を探す
・不動産屋さんに来店し、内見や異なる物件の提案を受ける
・気に入る物件があったら入居を申し込む
・紙や対面による契約を済ませる
・電気ガスなどの手続きと引越しを済ませて入居
これら一連のプロセスに「ポータルサイト」「仲介会社」「保証会社」「管理会社」と異なる業者が介在しているため、入居希望者にとっては「部屋を借りる」たった一度の体験で、それぞれの会社とコミュニケーションをとる必要があります。
また、発生するコミュニケーションが多いことも手間ですが、それらの手法がアナログであることもお部屋探し体験を悪くしている要因の一つです。
不動産業者の業務はまだまだアナログで、FAXや紙がメインのコミュニケーションツールです。それ故、顧客側(入居者側)もそのアナログさを受け入れざるえない状況になっています。
こうした、アナログな不動産業界に対し、イタンジは不動産業務をオンライン化するSaaSの開発と提供を実施しています。
仲介会社や管理会社の業務がオンライン化されると、顧客(入居希望者)がこれまで手書きで記載していた書類をデジタル化できたり、お部屋が本当に空いているかどうかをわざわざ電話で確認しなくてもステータスを可視化できたりと、これまでにないお部屋探し体験ができるようになります。
不動産賃貸業務のデジタル化で新たに取得したデータを活用した賃貸サイト。
それがOHEYAGOなのです。
ちなみに、OHEYAGOは2020年度グッドデザイン賞を受賞するなど、サービスが生み出す新しいお部屋探しの体験デザインが評価されています!
昨今の情勢が契機となり、あらゆる業界がテクノロジーを活用した新しい働き方や、顧客体験の創造に力を入れています。不動産業界は30年近く変わってこなかった、あるいは変われなかったと言われていますが、ここ数年で業界内のさまざまな常識がアップデートされています。
オンラインを前提とした、新しい価値観や常識が生まれる現代。
変わってこなかった、変われなかった領域が変化する。
「恋愛はどこまでオンライン化できるのか」をOHEYAGOが調査した背景にも、こうした「変わらなかったものが変わる」瞬間を見つけ出すイタンジらしさを感じますね。
部屋探しサイトを見ながら、好みの部屋やライフスタイルについて意見を交わすことで、パートナーの意外な一面を知るきっかけになることもありますよね。今すぐに引っ越しを考えていない方でも、ぜひOHEYAGOでいろいろな部屋を眺めてみてください。