こんにちは!
GA technologiesの人事で、インド大好きっ子(32歳)、本多です!ナマステ!
「世界のトップ企業を創る。」をビジョンに掲げ、急成長を遂げているGA technologiesでは、創業期から新卒採用に力を入れており、21年卒では73人が入社しています。そのうち海外大学を卒業したのは10人。交換留学などを含め、多くの海外経験者がいます。
今回はアメリカ、中国、オーストラリアの大学・大学院を卒業した3人のメンバーに、留学先での経験、就活時代、そして、GAに入社してからのことも聞いてみました。特に留学している・留学したことがある学生の皆さんは、共感する部分が複数見つかるかと思いますので、就活の参考、企業選びの参考にしてみてください!
ちなみに、私も海外大学を卒業し、新卒でベンチャー企業のキャリア選択だったので、インタービューした3人の話を聞いて、自身の若き頃の思い出に浸っておりましたとさ。では、はじめましょう!
岡本:
僕は元々、日本の大学院で物理学の専攻をしていたんですけど、在学中に行った留学でプログラミングの授業を取って、ハマったことがきっかけでした。プログラミングにのめり込むにつれ、ITの道に進みたい気持ちが強くなり、AI研究を絡ませたものをキャリアとしても考えるようになりまして。一方で、僕にはITの基礎が抜け落ちていたので、ITの基礎を学べ、AI研究も出来る選択肢を探し、最終的にメルボルン大学大学院に落ち着きました。
木村:
私は高校卒業まで18年間水泳をやっていたんですが、選手としての伸び代や、水泳からの学びの限界を感じ、別の分野を模索していました。でも、日本国内で学びたいものが見つからなかったのと、当時、日本に来る中国人観光客やメディアの影響で、中国のことが好きでなかったんですよね。「なぜ自分は行ったこともない国に、なんでこんな感情を抱くんだろう。かっこ悪いな。自身の目でもっと”リアル”を見てみたい」と思い、中国に渡ることに決めました。
勝:
僕は生まれは日本で、小学校から高校卒業まで中国におり、大学進学で日本に帰りたかったんです。でも、父に「お前は英語が下手だから、英語圏の国に行け」と言われ、英語圏の大学を探すことに。当時、スパイダーマンが大好きだったので、その舞台であるニューヨークに行こうとしました。ただ、手違いもあり、ニューヨークから離れていて、雰囲気も全然違うボストンの大学に1年間行くことになりましたが(笑)
岡本:
生活面での支障はなかったのですが、テストがキツかったです。僕の時はコロナの影響で、教科書を見ながら解いて良いテストがあったんですけど、教科書を見れる代わりに問題の量も多くて。留学生の僕が教科書見ながらやっていたら解き終わらないので、結局は膨大な範囲の内容を覚える必要があって。
今に活きていることは、物怖じせず意見が言えるようになったことです。留学前は人見知りだったのですが、留学先はグループワークがとても多く、発言自体も評価に加わってくるので、発言する機会が必然と多くなりました。今いるAI Strategy Center(以下、AISC)は、研究の部署になので、日頃から議論の場が多く、留学先での「自分の意見を言う」という経験が活きていると感じます。
勝:
留学して良かったのは、コミュニケーション能力が伸びたことです。僕は元々人見知りで、低い英語力で留学に行ったので、克服するために最初は必死でした。周りに友達がいなかったので、街のホームレスに話しかけたり、バーでビリヤードをしながら出会った人と話したりしてるうちに、人付き合いも慣れ、コミュニケーション能力も伸びました。大事なことはストリートで学びました(笑)
木村:
私も全く中国語が分からない状態で中国に渡ったので、最初がめちゃくちゃキツかったです。留学生は圧倒的に欧米出身が多く、中国語クラスは英語で教えられます。私は英語も分からなかったので、英語と中国語の2つの辞書を引くことになり、ついていくのに必死でした。でも、語学は座学だけでは身につかないと思い、友達と朝まで遊んで、そのまま授業に行くという、遊びながら学ぶスタイルを重視していました。
留学して良かったのは、人を幅広く見れるようになったことですね。いろんな人種の人がいる環境で、ワンテンポ置いて、まずは、その人がどういう人なのかを理解しようというプロセスが自分の中で入るようになったことで、人との関係作りが上手くなった気がします。
岡本:
僕は留学の目的が「スキルセットの獲得」だったので、留学前からファーストキャリアは日本と決めていました。ただ、僕が見ていたAI分野は日本でも中途採用や優秀な研究者だけが入れる会社が多く、新卒で入れる会社の選択肢が非常に少ないんです。そのため様々な求人を扱う人材エージェントを活用し、GAを紹介して頂きました。
GAは選考時、誰と話しても話しやすく、話の内容も面白かったです。あと、AI分野の経験が少なくても、ポテンシャル面を重視してくれたのも大きかったですね。最終的には、GAと受託開発の会社で迷ったのですが、事業会社の面白さに惹かれ、GAを選びました。
勝:
僕は最初、アメリカに残ろうとしていましたが、コロナによるアメリカの政策の影響で、外国人の採用が厳しくなり…。さらに祖母の病気が重なり、物理的距離が近い日本の方がいいと思い、日本で働くことにしました。
GAは、留学生用のキャリアフォーラムで見つけたのですが、内定者の方が会社説明や面接をやっていて、仕事の裁量権がとても大きいと感じました。また、GAの面接はカジュアルさと細かい気遣いが外資系企業と似ており、海外暮らしが長い僕にとって、とても合っているように感じました。
木村:
私は上海の高層ビルで働くことが夢で、上海で就活をしようとしていました。でも、コロナが流行り、日本に帰るタイミングがあり、日本企業もためしに受けてみようと思ったんです。そこで受けた中の1社がGAでした。
最初は日本企業の面接らしく結構堅めに挑んだんですが、GAは面接の会話がとてもカジュアルで、テンポよく話が進み、「面接でこれだけカジュアルなら、働く中での会話もこうなんだろうな」とすぐ想像できました。
あと、オフィスの綺麗さやカジュアルな服装、パソコンがMac Bookだったことも大事なポイントでした。元々、上海の高層ビルで働きたい願望があったので、六本木の高層ビルと聞いて、テンションが上がりました(笑)
岡本:
僕は強い偏見はなかったです。たしかにセールスは体育会系のイメージはありましたが、未だにやりとりのメインがFAXなど、テクノロジーが入る余地が多くあり、インパクトの大きさにもワクワクしました。
勝:
正直、最初は不動産に良いイメージがなく、働くイメージが湧きませんでした。一方、就活でテック企業を見ていたので、GAもテック面を見て興味が湧きました。あと、社名に「テクノロジー」が入ってるので、ガチガチの不動産屋ではないんだろうなぁと。「GA不動産」だったら嫌でしたね(笑)
木村:
私も純粋な不動産企業は嫌でしたが、社名に「テクノロジー」が入っていたのが良かったです。あと、中国はテクノロジーがめちゃくちゃ進んでいて、PropTech(不動産テック)も興味があって、中国にいた時から見ていました。
あと、私は「日本のITリテラシーを上げたい」ということを面接でもずっと言っていて。GAに入ることで、私が中国で体験したテクノロジーの良さを日本の人にも体験してもらえると思ったんです。GAを選んだのも「不動産」と言うよりも、テクノロジーによって体験が大きく変わることを多くの人に感じてもらえそうと思ったからです。
岡本:
GAはリアル(実業)とテックの両方をやっていますけど、リアルがまだ強いなと感じています。ここから、社外だけでなく、社内の認識含めて、「”テックカンパニーとしての”GA technologies」というのを自分たちが作っていかないといけないと感じています。
その中で難しいのは、日本でトップを争うPropTech企業であるGAですら、データ構築が出来ておらず、データを作るところから始める必要があるところです。
良いところは、ITに関する理解があるところです。ITの理解がないと、「AIが全部やってくれる」と思ってしまいがちです。でも、GAは経営陣を始めとし、AIが全て解決するわけでなく、ITとリアルを掛け合わせることで強力な効果が生まれるという理解があるので、プロジェクトを進める上でとてもやりやすいです。
木村:
私は、上司との距離感がとても近いことが気に入っています。オフィスでは私のすぐ近くに、社長の樋口さんと執行役員の田吹さんが座っているんです。オフィス環境もとても整っていて、800人近い社員がいる規模なのに、取締役など含めて距離感が近いし、コミュニケーションが取りやすいことに驚いています。同じ空間にいることで学ぶことも多いです。
あと、研修制度がすごく魅力的です。私が配属となったマーケティングの部署には、データ分析の人も、フロントエンドのコードを書く人もいます。基礎となる知識がないと会話がきちんと出来ないんですが、SQLやフロントのコードを書くなど、マーケティングに関するイロハを入社後半年間でみっちり学ばせてもらえました。
勝:
入社前に僕が一番気になっていたのは、堅苦しい敬語を使わなくちゃいけないのかということでした。長い間、日本に住んでいなかった僕が日本の会社に適応できるのか心配だったんです。でも配属部署の皆さんが、優しいお兄さん・お姉さんみたいな感じで丁寧にフォローしてくれて、私が変な日本語を話しても笑って接してくれて。また、僕の出来るポイントを細かく見てくれ、長所を言葉に出して褒めてくれるんです。とても安心できましたし、嬉しかったですね。
GAメンバーは、変わった特徴があっても、それを個性として見てくれ、足りない部分はみんなで補おうとする。精神的に安心できますし、個々の個性を大事にしている組織だと思います。
岡本:
僕はAISCの開発研修が終わって、一番最初に任された仕事ですね。既存事業から派生する新規のプロジェクトだったのですが、決まっているのはプロジェクトをやるという意志の部分だけで、中身は何も決まっていない状態で、僕がいきなりプロジェクトを任されて。データどういうものを使うのかとか、どういうことがウチで出来るのかとかを策定するところから動きました。
最終的に、不動産の市場を可視化する方向性にして、自分が考えた内容ををプロダクトにも反映してもらえるというのが決まり、とても嬉しかったです。新卒でいきなりやったプロジェクトが裁量権も大きく、ちゃんと価値を見てもらえたのが思い出深かったです。
木村:
私は9月から配属されたので、半年間の研修中の話なんですけど、何から何までやったことも聞いたこともないことばかりで、毎日朝の3時まで勉強の日々が続き、辛すぎて、先輩に泣き付く日々を過ごしていました。そんな時、「1ヶ月、何でもいいからとにかくNo.1を目指しなさい」という研修課題が出されて、テーマも内容も自分で全部決める中で、私は留学していた中国の記事を翻訳して記事にして、Slackに投稿するということをしたんです。
それも結構な分量で辛かったんですが、「自分が知らないことでも、発信し続けることで『このことなら、この人に聞こう』と情報がどんどん集まり、それを自分で調べて、一生懸命答えを出そうとする。その連続が、自分のポジションを確立する上で大事なこと」と分かってきて。最初は先輩からの課題の意味が分からなかったんですが、最後にきちんと意味を分からせてくれる。今、中国事業の神居秒算のプロモーションもやっているんですけど、それをやらせていただいているのは、その活動をやっていたことが大きかったと思います。
勝:
僕が一番印象深いのは、GAの仕事の任せ方や、仕事の裁量権ですね。ある時、大事な会議でのプレゼン機会を上司から任せてもらったのですが、その時は緊張して上手くいかなかったんです。でも、上司からのフィードバック後、次の会議のプレゼンやマーケティングの大事な部分を全部任せると言われ、最近では大きな予算のマーケティング業務を僕一人で担当することになって。そういうチャレンジ機会をどんどん与えて貰えるところに、ベンチャー企業に入った実感があり、入社してまだ半年ですが、日々成長しているなと感じます。
撮影:今井淳史
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