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GAテクノロジーズグループでは、これまでの理念・ビジョンおよび社員の行動規範「GA GROUP SPIRITs」を見直し、2021年11月より新たに「Our Ambition」「GA GROUP SPIRIT」を策定しました。
今回はその変更の背景と「Our Ambition」「GA GROUP SPIRIT」に込めた思いを、代表の樋口に聞きました。
これまで「テクノロジー × イノベーションで、人々に感動を。」という理念、「世界のトップ企業を創る。」というビジョンを掲げてきました。この想いは2013年の創業から今まで、1日も変わっていません。
一方でM&Aや積極的な採用により、この1年だけでも社員が200名以上増えました。さまざまなバックグラウンドを持つメンバーの力を最大限引き出すためにも、これまで以上に「我々が目指すゴールは何か」を明確に示す必要があると思ったのです。
理念とビジョンというGAテクノロジーズグループにとって重要なゴールを、全員がより理解できるよう、改めて明示したいと考えました。
はい、我々グループが目指すもの、会社としての存在意義を再定義する必要があると考えたのです。
GAテクノロジーズグループは2021年9月、業績予想の下方修正をしました。多くの方々にご迷惑をおかけした上場後初の修正は、自分の至らなさにあります。
非常に反省し、経営者としてもっと成長しなければならないと改めて感じました。そこで国内外の優れた企業を研究する中で、「やはり企業理念という根本を見直すべきだ」と考えたのです。
戦略や事業の見直しはすでに進めていましたが、それだけでは足りない。改めて原点に立ち返り、この失敗を次に生かすためには根本から手を入れるべきだと感じたのが今回の変更の背景です。
お伝えしたとおり、創業からテクノロジーでイノベーションを起こし、お客様を始め多くの人々に感動を与えたいという思い、そしてその結果として世界のトップ企業になるという信念は一切変わっていません。
以前の理念、ビジョンを知っている方は、この2つが合体した印象を受けると思います。それは私含め経営メンバーが、創業からずっと同じゴールを追いかけている証です。
だからこそ、会社として掲げる内容を変えることは考えていませんでした。今回こだわったのは「Our Ambition」という言葉です。
GAテクノロジーズのGAには「Genuine Ambition」、本物の志という意味があります。創業からの志である理念とビジョンを合わせたこの言葉は、我々の原点としてAmbitionと呼ぶのがふさわしいと考えました。
これは2021年前半から進めていた人事制度の見直しと関係しています。
社員数の増加にともないこれまでの制度がフィットしなくなってきたこと、海外事業の展開が進む中でグローバル企業として足りない点が明確になってきたことを背景に、見直しを決めました。
これまでの人事制度はGAGSが評価基準に入っており、制度の見直しがそのままGAGSを見直すことにつながったのです。
理念とビジョンの見直しとはスタートが異なりますが、「Our Ambition」を達成するための行動指針が「GAGS」なので、結果として必要な要素を一度に揃えることができました。
まず、なくした項目は重要ではないと判断したのではありません。むしろ今回の7項目に含まれている概念と言えます。
たとえば「WILL(強い意志)」はGRITやLEADERSHIPに、「PROFESSIONAL(プロフェッショナルである)」はCUSTOMER FOCUSに包括されています。
これまで掲げていたものに加えて、イノベーティブな挑戦や顧客目線など、より今後の成長に必要な要素を補強したのが今回の変更意図です。
「CUSTOMER FOCUS」は、これまで以上に顧客視点を持ってほしいという意味を込めて、今回追加を決めました。
それ以外にも、周囲を巻き込み、それまで自分がやったことのないことにも積極的に取り組むための要素を意図的に増やしています。これは変化の激しい環境で、一人ひとりの能力を存分に発揮してもらうためです。
今回の大きな変更は、すべて「Our Ambition」達成のためです。
存在意義という原点を再定義し、ステークホルダーの皆様の期待に応える会社になるためにあらゆることを見直しました。
会社として今後より成長するために、「人材の育成」にも今まで以上に注力していきます。一人ひとりが今以上に活躍できるよう、また活躍しているメンバーにさらなる機会を提供できるように仕組みを考えています。
我々GAテクノロジーズグループは、今後も「Our Ambition」達成のため、今以上に挑戦を続けていきます。
撮影:今井淳史
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