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強いセールス組織をつくり、世界のトップ企業を目指す

執行役員就任者インタビュー:クック ジュリアン聖也
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社員インタビュー 経営陣

Nov

12

Fri

WORDS BY浅野 翠
POSTED2021/11/12
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新たな役員・執行役員就任者へのインタビューシリーズ。当シリーズでは新任者の経歴や就任の背景、そして今後の目的・意気込みについてインタビュー形式でお届けします。

今回インタビューするのは、新たに執行役員に就任したクック ジュリアン聖也です。

PROFILE
  • 執行役員
クック ジュリアン聖也
流通経済⼤学卒。新卒でオープンハウスに⼊社し、セールスに従事。2014年に創業期の当社に⼊社後、トップセールスとして活躍。2018年、⼤阪⽀社⻑に就任し、その後名古屋⽀社⽴ち上げに携わる。2020年、ゼネラルマネージャー(本部⻑)に就任、セールス部⾨を率いる。2021年、執行役員に就任。

サッカーもビジネスも、すべてが「中途半端」だった

- まず、クックさんのこれまでのキャリアを教えてください。

小学校の時に友人に誘われてサッカーを始めて以来、学生時代はサッカー漬けでした。高校では「厳しい環境で自分を鍛えたい。プロとして通用するか確かめたい」と考え、当時大学サッカーで最も強く、その分指導も厳しいと聞いていた流通経済大学サッカー部を選択。全国から精鋭が集まるので覚悟はしていましたが、プロとして活躍できる人とのレベルの違いを見せつけられ、サッカーではなくビジネスで成果を出そうと決意しました。

就活では、業界や職種をまったく知らなかったため、とにかく多くの会社説明会に参加。重視していたのは「高い目標を目指しているか」「厳しくても成長できる環境があるか」という点のみでした。
複数の企業を見た中で、自分が求めるものがあると感じたオープンハウスに新卒入社を決めました。

入社後ファミリーマンションのセールスに配属されたものの、当初は電話の取り方さえわからず、成果が出せない日々が続きました。昔から、言われたことをすぐできるような要領のいいタイプではないんです。ただ、苦しくても続けていれば必ず成果が出せるとわかっていたので、なんとか目の前のことを続けていました。

- 「高い目標」と「厳しくても成長できる環境」を求めてファーストキャリアを選んだのですね。GAテクノロジーズを知ったきっかけはなんだったのでしょうか?

取締役常務執行役員の樋口大のリファラルです。新卒で入社した会社の同期でした。ともに学生時代をサッカーに捧げたという共通点もあり、内定者の時から仲が良かったんです。

新卒入社の前に「兄が起業した」という話も聞いており、樋口大がGAテクノロジーズに移ったあとも、たまに会って近況報告をしあう関係が続きました。冗談まじりで「一緒にやろう」と誘ってもらっていましたが、当時は互いにまだ本気ではなかったと思います。

- きっかけは樋口大さんのリファラルなのですね。入社を決めたのはいつ頃ですか?

社会人3年目の夏でしょうか。苦しい時期を超え、セールスとしてある程度結果が出せるようになるにつれ、逆に仕事への情熱が薄れていきました。今以上に厳しい環境に身を置いたほうが成長できるのではないか、このままでいいのかという危機感さえ感じていました。

また、当時ベンチャーと言われていましたが、すでに社員数1,000名を超える規模の会社になっており、組織づくりに一から関わる経験を積むのは難しいとも感じていました。そこで自らの力を試すという意味でも、フルコミッションの会社への転職を考え始めたんです。

たまたまその時期に樋口大と会う機会があり、転職を考えていることを伝えました。すると「それならうちでやろう」と正式に誘われ、その後すぐに代表の樋口と改めて話をすることに。
当時のGAテクノロジーズは、上場はおろかエンジニアもおらず、社員も数名という状況でした。それでも「世界のトップ企業を創る」という高い目標を本気で追いかけていたんです。その姿勢に共感し、GAテクノロジーズへの入社を決めました。

- 2014年、創業間もないGAテクノロジーズに入社されました。

入社から現在まで、一貫して投資用コンパクトマンションのセールスを担当しています。

入社すぐに痛感したのは、「売上や会社への貢献度が、以前とは比べ物にならないくらい鮮明になる」ということ。1,000名規模の会社と数名のスタートアップでは、一人の行動や結果が組織に与えるインパクトがまったく異なります。当時の私はセールスとして数字面で会社に貢献する力も弱く、無力さを感じる日々が続きました。

学生時代のサッカーを始め、私はそれまでさまざまなことにチャレンジしてきました。しかし、目に見えた結果、圧倒的な成果を残せたことはありません。すべて中途半端だったんです。GAテクノロジーズでも当然同じ壁にぶつかり、代表の樋口や樋口大にも率直な指摘をたくさんもらいました。

「ここで変われなければGAテクノロジーズに入った意味がない」と思い、行動量やアプローチなどすべてを見直しました。とにかく結果を出すことに集中し、そのために何ができるかを考え実行する日々を続けるうちに、今に至ったという印象ですね。

成果を出し続ける組織をつくりたい

- クックさんは創業期からトップセールスとして高い成果を出し続け、2018年には⼤阪⽀社⻑に就任。名古屋⽀社の⽴ち上げも担当し、2020年にはiBuyerセールス部門の本部長を務めています。一見とても順調なキャリアの裏には、努力を続けた実績があるのですね。そこまで努力を継続できるのはなぜでしょう?

大学時代の経験があるからだと思います。
私が在籍していた頃、流通経済大学サッカー部には約300名の選手が在籍していました。全国から各チームの精鋭が集まる環境だったんです。でもその中には、非常に才能があるのに途中で腐っていく人もいる。逆に最初は下位チームにいても、最終的にプロになった人もいる。多くの選手を見て、成果を出す上で大切なのは「思考」と「継続性」だと感じたんです。

自分が他者に指摘される点、まだ足りない部分をしっかり認識して考え、言語化する。さらにそれを改善するための行動を継続する。この2点を実行できるかどうかが最も重要だと気づきました。ビジネスもスポーツも根底は同じなので、成果を出すために常にその2点を意識しています。

組織運営においても、できるだけ成果につながる行動をルーティン化し、継続してもらうことを重視していますね。

- サッカーでの経験がビジネスに役立っているのですね。

多くのメンバーをマネジメントする立場になり、人から学んだことや、自分の経験を伝える重要性を感じています。とくに成功だけでなく、失敗についても共有するようにしていますね。なぜうまくいかなかったのか、どうすべきだったのかを実体験から語れるので、過去に多くの失敗を経験して良かったなと思います(苦笑)

- 失敗の共有以外に、マネジメントで心がけていることはありますか?

自分の考えを押し付けるのではなく、まずメンバー自身の考えをしっかり聞くことですね。その人がどう考えているかを理解した上で、「じゃあどうすれば結果が出るか」を一緒に考えるようにしています。

また、セールスという仕事は良くも悪くもリセットできるし、リセットすべき職種だと考えています。たとえば今月の成績が良くても、来月がふるわなければ意味がない。成果が出ない時期が続いても、ある月から好成績を出すこともできる。それをしっかり理解してもらうことを心がけています。

私の場合、もともとリセットする力は強いほうだと思いますが、とくに「良いことを忘れる」ことを意識しています。悪いことは、良いことがあれば自然と忘れますよね。でも良いことを自然と忘れるのは難しい。むしろ「あのときあれだけ頑張ったんだから」と今を頑張らない言い訳にしたり、「あのときは良かったのに」と愚痴っぽくなってしまいがちです。だからこそ良いことも悪いことも意識してリセットし、次の目標に向かうことだけを常に意識しています。

- 2021年11月に執行役員に就任されました。今後、達成したいことを教えてください。

最終的には「Our Ambition」で掲げている「世界のトップ企業」です。そのためにも、まず投資用コンパクトマンション市場におけるシェアの拡大を目指します。これを達成するために、メンバーの育成は欠かせません。メンバー一人ひとりを、継続して成果を出せる人材にしたいと考えています。

GAテクノロジーズのセールス部門は、一人ひとりのマインドセットが非常に良いのが特徴ですね。ビジネスパーソンとして、健全な上昇志向があるんです。一人ひとりがお客様のために何ができるかを自主的に考えており、ベースが全体的に高い状態が保てています。

あとは、組織で勝とうというスタンスですね。「自分だけが良ければいい」という考えではなく、チームで勝つ気持ちが強い。この素晴らしい文化を継続させ、より強い組織に育てたいと思います。


撮影:今井淳史
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。

EDITOR’S PROFILE
  • Corporate PR
  • GA MAG.編集長
浅野 翠
2011年に早稲田大学を卒業後、インターネットイニシアティブ(IIJ)やビズリーチで人事を務める。2018年にGAテクノロジーズに入社。2020年8月より広報を担当。好物はすっぱいお菓子。
Twitter:@midoriii1221
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2021/11/12
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