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机上の知識を現場で活きる技術に。

GAの新人エンジニア育成プログラム「GA BootCamp」とは?
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社員インタビュー エンジニア PROFESSIONAL

Mar

18

Mon

WORDS BY増田 剛士
POSTED2019/03/18
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はじめにINTRO
DUCTION

こんにちは! GA MAG.編集部の増田です。

社員の約4割がエンジニア及びクリエイターで構成されているGA technologies GROUP。その中にはこれまで別の企業でエンジニア・クリエイターとして経験を積み上げてきた社員もいれば、未経験で入社しエンジニアとして活躍している若手社員もいます。

ベンチャーにエンジニアで入社する場合、新卒・中途問わず最初からスキル・経験を求められるというイメージがある方も少なくないと思います。

そんなベンチャー企業のエンジニア採用に関するイメージに反し、GAでは新卒採用において積極的に未経験エンジニアを採用しています。

なぜGAは未経験エンジニアを積極的に採用しているのか?また、入社後の研修体制はどうなっているのか?

今回はそういったエンジニア採用に関するGAの考えや制度について、昨年末から始まったGA BootCampという若手エンジニア育成プログラムの責任者である遠藤さんに伺ってきました。

PROFILE
遠藤 晃
ガンホー・オンライン・エンターテイメント在職時はサーバーサイドのチームリーダーとして、ゲームの開発や運用保守などサーバーサイドに関わるもの全てを担当。その後GA technologiesに入社し、GA BootCampの責任者として若手のエンジニア育成を担当している。

CHAPTER若手エンジニアが現場で通用する知識・技術を身につけるために

GA BootCampとはどのようなプログラムなのでしょうか?

GA BootCampとは若手エンジニアの育成にフォーカスしたプログラムです。

目的は大きく分けて2つあります。
1つ目はエンジニアとして必要な基礎知識・技術の習得していただくこと。
2つ目は習得した基礎的な知識・技術を、実際のプロダクトをもとにしたコーディング・プログラミングを通して、現場で通用するような知識・技術へと昇華させることです。

実際にプログラム内で取り組んでいることを紹介させていただくと、前述した目的のうち前者を達成するために基礎知識・技術に関しては基本的に座学として勉強していただきます。
そして、後者については座学で勉強していただいた知識・技術をどれほど理解しているのか、本当に現場で通用する形で習得しているかといった点をペアプログラミングやコードレビューをすることにより確認しています。

現在は私1人で6名ほどの育成を担当しており、ペアプログラミングやコードレビューなども各個人の希望や進捗に応じて毎日対応したりしています。

ペアプログラミングの様子

CHAPTERなぜ新卒・未経験からエンジニアを育成するのか

入社時点で技術力を求める企業も多い中、新卒からエンジニアを育てようという思いを持っていた理由はなんでしょうか?

この質問の回答って結構核になってくるところだと思うんですけど、新卒の段階での「プログラミングできます」の「できます」ってどの程度なのか判断することが極めて難しいんですよね。

多くのベンチャー企業のエンジニア採用に関しては、入社の段階から技術力を求めるか、あるいは別のベンチャーで2~3年経験を積んできたキャリアの浅い人を雇うという大きな2つだと思いますが、多くの場合でそういった採用は上手くいかないことが多々あるんです。

なぜかというと、各個人の「できます」のレベルがその企業の求めるレベルに到達しているか否かを正確に判断することが難しいので。
各企業が求めるレベルは当然企業毎に異なるので、100の企業があれば、「できます」の定義も100あるはずなんですよね。

そういう風に入社段階で技術力を求めて採用に苦労するくらいであれば、新卒の学生を未経験から雇ってGA BootCampで本当にGAの求めるレベルまで育てていく方がいい、というのが理由ですね。

また、若手の方々を育成していく上ではカルチャーフィットするかどうかを見極めることも大切です。
ただ仕事ができるとか、ただ頭が良いとか、ただ複雑なアルゴリズムが実装できるのではなく、GAのカルチャーに合うトップレベルのエンジニアを育てるというのが、それこそ中長期的にみてGAのメリットになると考えています。

若手エンジニアの育成についてはGAだけでなくさまざまな企業で取り組まれていることだと思いますが、GA BootCampの特徴は何だと思いますか?

そもそも、GA BootCampのようなプログラムを実際にプロジェクトとしてやっているというのが最大の特徴だと思っています。

先程お話した「入社段階で技術力を求めて採用に苦労するくらいであれば、新卒をゼロから育てたほうがいい」という話は私がGAに入社する前から散々聞いていましたし、私自身もそう思っていました。
ただ、それをプロジェクトとしてやっている会社は珍しいと思っています。
そう考える理由としては、コストとヒューマンリソースが挙げられます。
目標は新卒をゼロから育てることなんですが、「そこにかかるコストってどうやって賄うの?」というところで断念する会社が多いかなと思います。

ヒューマンリソースについては、簡単に言うと誰がそれを責任持ってやるのっていうことですね。会社の中で若手のエンジニアを育成すべき人の像をイメージしたときに思い浮かぶ人は、大抵会社として重要度の高いプロジェクトにアサインされていると思います。つまり、シンプルに他の業務で忙しいので、育成に時間をかけることができないんです。 ただ、そういう技術力・知識・経験を持った人が責任をもって育てる必要があるのも事実だと思っています。
そういった実現までに乗り越えるべきハードルが高いため、多くの会社は実施まで至らないのだと思います。

その他の特徴としては理論と実践両方にフォーカスをしていることも特徴です。
私の個人的な考えなのですが、知識としての技術と実際に現場に必要な技術は隔たりがあると思っています。具体的に言うと資格がその一例ですね。
資格を取得した人が優秀なのか否か。あるいは、資格が仕事に通用するか否かは長い間議論されてきたことで、私個人としてのその問いに対する回答は、どっちもどっちだし、どちらが正しいという話でもないと思っています。
資格試験で出題されるような理論的な知識も部分部分では現場に有用なことも知っていますし、資格を取得したからといって、それが全て現場で活用できるかというとそうではないことも知っています。
だからこそGA BootCampは理論と実践どちらか一方にフォーカスするのではなく、両方にフォーカスしたプログラムとなっています。

CHAPTERエンジニアとして圧倒的な成長を遂げることができる環境を創る

QUESTION.最後に今後の意気込みをお願いします。

GAの力になれるエンジニアを一人でも多く増やすこと。ただ、それだけですね。
GA BootCampはプロジェクトとして始まってから約3ヶ月ほどしか経過していませんが、すでにGA BootCampから卒業しプロダクトの開発を担っているメンバーもいます。

もちろん人によってスタートラインも違いますし、成長速度も違いますが、彼の様に圧倒的な速度で成長することができる環境がGAにはあると思っています。
そして、そういった成長をさまざまな面から支え続けるのが私の使命です。

1ヶ月後には19卒内定者の入社も控えており、考えるべきことや課題はまだまだ沢山ありますが、そういった課題やGA Boot Campに参加しているメンバー一人ひとりに真摯に向き合い、テックカンパニーとしてより強固な組織を作っていければと思っています。

※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。

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EDITOR’S PROFILE
増田 剛士
2019年4月に新卒でGAテクノロジーズに入社。Communication Design Centerにて広報やイベントの運営、社内システムの運用などに携わっています。
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2019/03/18
机上の知識を現場で活きる技術に。