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こんにちは! GA MAG.編集部の増田です。
GAグループが掲げる行動指針「GAGS(GA GROUP SPIRITS)」の一つであるPROFESSIONAL。
「入社年次、年齢、経歴問わず、社員全員がプロフェッショナルであることを自覚する」
「常にベストプラクティスを探求する飽くなき向上心を持つ」
「自律成長する最高のチームを目指して、終わり無き挑戦をし続ける」
という意味が込められています。
そんなGAグループの行動指針を体現している社員を紹介するインタビューシリーズ「PROFESSIONAL INTERVIEW」。
今回は、2019年3月にCHRO(Chief Human Resource Officer)としてGAに入社した清家良太。
一貫して人事領域に従事し続けてきた清家のキャリアや、GAに入社した理由、成し遂げたいことなどを聞いてきました。
大学時代から「人事になりたい」という思いがあり、新卒ではAGCに入社しました。当時は、人事職を募集している企業がほとんどなかったのですが、AGCは人事で入社できた。それが入社の決め手です。
入社して初めての仕事は、2,000人規模の工場人事でした。かなりの人数にも関わらず、当時は人事が上長と私の2人くらいで、総務や労務、広報も全てやっていましたね。それでも、社員の方の人となりを知ることや、顔を見て仕事をすることを重視していたので、2,000人のうち9割は「名前も人となりもわかる」という状態でした。
その時に学んだことは、「人はロジックでは動かない、ハートで動く」ということ。極論ではありますが、「清家がそう言うならやってあげるよ」って言っていただけるような関係性を構築すべきだし、その関係を築くために相互理解を深めることがベストだと実感しました。
その後、4年目くらいから本社に移動になり、海外人事を担当させていただきました。
大学時代の部活動での経験ですね。
体育会スケート部フィギュアスケート部門に所属していたのですが、3年生で主将をすることになったんです。体育会の部活動における主将の役割は「部の存続と成長」だろうと思い、試行錯誤しながらひとつずつ取り組んでいきました。
まず「部の存続」。当然部員が必要なのですが、フィギュアスケートは入部してくれる学生を見つけるのがとても難しいんです。「一緒にフィギュアスケートしませんか?」と声をかけても、本当に500人に1人くらいしか入部してくれない(笑)。また、並行して「部の成長」も考えないといけないのですが、こちらも当時は悩みましたね。入部してくれる方はほとんど未経験なので、育成プログラムを作るのですが、性別・過去のスポーツ経験・筋肉のつき方などを考慮する必要がありますし、同時に活動を継続してもらうためのモチベーション管理も必要。
そうすると、徐々に自分自身に時間を割く余裕がなくなり、部の成長に全力でコミットせざるを得なくなりました。でも、それが私にとってはモチベーションになったんですね。
結果的に、団体で関西の大学で1位という実績を残せたのですが、そのときは本当に嬉しかった。自分の成果より、メンバーや部全体の成長に対して何より喜びを感じている自分に気づいたんです。そこで「人に向き合うことを人生の仕事にしてみたい」と思ったのが、私が人事を目指した原点ですね。
人事としてさらにレベルアップするために新たな挑戦をしたいと思い、アクセンチュアに転職しました。一流企業の経営陣たちと仕事をさせていただく機会はなかなかないですし、短期間で成長できると思ったのが、決断の理由ですね。
ただ、アクセンチュアはドラゴンボールに出てくる「精神と時の部屋」のような、短期間の修行場所として考えていて。課題解決能力やマネジメントスキルを備えたら、その後はインターネットカンパニーで企業人事をする、と決めていましたね。私は「人間の成長は、意思決定の多さに紐づく」と思っているのですが、意思決定の多さ=ビジネスチャンスの多さだと思うんですよ。そして、ビジネスチャンスが圧倒的に多いのはインターネットカンパニーではないかと考えていました。
アクセンチュアで多数の一流企業の組織人事コンサルティングプロジェクトを経験をした後、DeNAに転職しました。キュレーション事業部の「ヒト」に関わることを全部やらせていただいたり、人事制度の責任者も経験させていただきましたね。
そこで自分に明確に足りないと痛感したのは、事業を作る経験。
それをDeNAでやるのか、次の機会で挑戦するのかは決めていませんでしたが、たまたまビズリーチから声をかけていただいたことをきっかけに転職を決めました。
プロダクトを売ったり、そのために必要なマーケティング施策を考えたりしていました。当初は社員が30名もおらず、売上も少ない事業部。自分自身の売上が月次売上の数十%になることもある状況で、最前線で戦っていくことの大切さを体感しましたし、未経験だったマーケティングの知見も得ることができました。
「事業を作る・売る」という、自分に足りない部分を埋めることができたのは非常に良かったですし、「事業部が何を考えているのか、何に困っているのか、何を求めているのか」ということを、実体験を通じて深く学べたことは、人事として非常に大きな財産になったと思います。
最初のきっかけは、「人事面のアドバイスがほしい」と代表の樋口に声をかけられたことでした。しばらくして「人事として入社してほしい」とお誘いをいただいたのですが、最初はお断りしました(笑)。前職で責任ある仕事もしていましたし、転職する気はまったくなかったので。
その後、人事コンサルタントとして1年ほどGAと関わったのですが、社内の活気のある雰囲気、働く人たちの人柄や仕事に向き合う真摯な姿勢、事業の可能性などを身をもって感じ、徐々に心が惹かれていきました。改めてお誘いを受けたときには、「この人たちと働きたい」という気持ちになっていましたね。
とくに印象的だったのは、社長の樋口龍と、樋口大の兄弟。この二人から、本当に私利私欲を感じないんですよ(笑)。個人的な意見ではありますが、ベンチャー企業の経営者は、会社や事業が成長していく過程でお金やモノに対するこだわりが強くなったり、我が強くなったりしていくパターンが多いと思っています。ただ、この二人に関してはそういうことを一切感じないんですよね。いつも謙虚で、素直に「コト」に向き合っていく姿勢は本当に素晴らしいと思っていますし、二人のそうした人柄は、GAに入社した大きな理由のひとつです。
最高人事責任者として、GAグループの「ヒト」に関わるすべてに携わります。
日本ではあまり馴染みがないですよね。
「CEOはわかる。CFOもわかる。でもCHROはわからない、知らない」というのが日本の実情だと思っていて。経営において「人や組織のことを徹底的に考える」ということが、これまであまり重要視されてこず、CHROという役割が過小評価されていると感じます。
私はそういった日本の現状を変えていきたいと考えています。そのためには、自分がそのポジションで成果を出し、CHROの重要性を証明しないといけない。GAでも成果を出していくことにこだわるつもりです。
日本一の人事を、5年以内に創りたいですね。
具体的には、GAを「日本一社員が幸せな会社」にするための人事を創りたいな、と考えています。その幸せが、社員の家族や、お客様・お取引先様にも届く会社を。
「『幸せ』の定義は十人十色なのだから、組織運営においてそこまで追求できるものではない」というのが一般論だと思うんですね。でも、その一般論に真正面から対抗して、社員全員の幸せを追求していきたいと、本気で思っています。
大人になってからこんなことを言うと、「いい年してそんな夢物語のようなことを言うな」と笑われることが多いと思いますが、GAだったら、樋口だったら、笑わないんですよ。本気で一緒に信じて、目指そうと言ってくれる。信じて託してくれるし、背中で見せて引っ張ってくれる。 この人と一緒なら日本一の会社を作れるし、作りたいと思った。だから、GAに来たんです。
「社員ひとりひとりが幸せを感じながら、働きがいと誇りをもって、働いている会社」。
GAで、そんなユートピアを必ず実現させる。
それが私の決意です。
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