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上場後3社目のM&Aから見据えるGAグループの次なる成長

GA CEO樋口×Yes Renovation CEO溝内 対談
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CEO INTERVIEW

Oct

24

Thu

WORDS BY古川 岳人
POSTED2019/10/24
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はじめにINTRO
DUCTION

こんにちは、GA MAG.編集部の古川です。

今回は、9月11日よりGAテクノロジーズグループにジョインしたYes Renovation CEOの溝内とGA technologies CEOの樋口の対談をお届けします。上場してから1年強で3社目となる今回のM&A。今後のGAの展望が語られました。

CHAPTERYes RenovationのサービスでRENOSY ASSETの一気通貫が強化

 RENOSY ASSETでは資産運用のための投資用物件を販売しています。比較的安定で手間の少ない資産運用と知られている不動産投資ですが、物件に入居者が入らない「空室」というリスクがあります。そのため、空室リスクへの対策の一つとしてリノベーションを行うことがあります。

今回GAグループに加わったYes Renovation(イエス リノベーション)は、そのような賃貸マンション専用のリノベーションを行う企業で、従来のリノベーション費用の約 1/4 となる平米単価 2.5 万円という低価格を実現している会社です。

なぜ今回M&Aを行うに至ったのでしょうか。

樋口
Yes Renovationを知ったのは2年くらい前ですね。

投資用マンションの空室改善のためのリノベーション提案までできたらいいなと前から思っていて、どこかそういった事業を持つ企業はないかと探していました。

Yes Renovationを見つけた時、まず衝撃だったのはサービスの価格帯です。マンションのリノベーションを50万円~で提供しているんですよ。どのようなノウハウでその価格帯を実現しているんだ?!と非常に気になったこともあり、リノベーション・建築を管掌する役員が話を伺いに行ったんです。
溝内
GAのように、これまでも賃貸でリノベーションを検討する様々な企業様から多くのご連絡をいただいてきました。そこではYes Renovationの秘訣のようなことまでお話するのですが、結局どの企業様もヒアリング止まりで、実際に行動されることは少なかったように思います。

Yes Renovationは、普通ならやりたがらないことを効率よくやっていることが強みです。他社がやっても儲からない、めんどくさいと思うようなことを細々と7年やってきたので、競合がビジネスモデルを真似してもすぐに消えてしまうという状態が続いていました。
樋口
GAでもお客様が実際に住まわれる住宅向けのリノベーション事業をやっている中で、正直最初はYes Renovationと何が違うのかわかりませんでした。
そこで事業部に「なんでうちもできないんだ」と尋ねたところ、様々な事情からその価格帯を実現するのは難しいと言われました。それから2年間GAとして改善を続けたのですが、結局Yes Renovationの水準には至りませんでした。

そこで、「これはGAではできないことだ」と思いました。

我が社としては、あらゆる不動産体験を一気通貫で提供していく中で、RENOSY ASSET(RENOSYの不動産投資サービス)においても将来的にワンストップで一気通貫を実現したいという思いがあります。管理戸数が年々増加していく中で、投資用物件向けのリノベーションサービスが必要になることは自明の事実です。そこで、Yes Renovationが持つ価値をGAのお客様にも提供したいという思いが芽生えました。こういった背景があって、この春に初めてお会いさせていただいた時には既に、一緒にやらせていただこうという心積もりをしていましたね。

CHAPTER樋口と溝内の出会いの一言目『提携しましょう』

その後はどんな経緯で進んでいったのでしょうか。
溝内さんはどのようにGA technologiesのことを思っていましたか。

溝内
今年春初めて樋口社長を訪問した時に感じたのは、率直にかっこいい会社だということです。素敵なオフィスに圧倒されてしまいました。
実はその時社長が私を呼んだ意図が伝えられておらず、私は下請けとして発注されるのだろうと考えて伺いました。そんな下請けへの依頼に社長がわざわざ赴くなんて珍しい会社だと感じていました。

そうしたら社長の一言目が「事業提携しましょう」でしたので、即座に「お願い致します」とお話させていただきました。
スピード感が本当に早いという印象をGAに持ったことを覚えています。
溝内
その場で社長がさりげなく「ちなみに、株ってどうされていますか?」とお尋ねになったんですね。その質問が帰ってからもとても気になっていました。(笑)
樋口
そうですよね、唐突でしたよね(笑)
率直にお聞きしたいんですが、今回GAグループへの合流を決めていただけた理由とは何ですか?
溝内
それは素直に、樋口さんの下で働きたいと思えたからです。
話せば話すほど、人間として尊敬できる上司に出会えたと感じました。

最終の詰めの交渉の時にすごくお叱りをいただいたことが一番印象的です。(笑)
「溝内さん、良いサービスなら小さい規模で続けていてはダメだ。自分の理想と世のために、自分のリソースを生かさないとダメだよ。」と真剣に叱っていただきました。
樋口
いやいや、その時結構強気で言ってしまいましたよね。
失礼いたしました。(笑)
溝内
他社様からもこれまでいくつかM&Aのオファーをいただいたりもしていたのですが、その度にどこか踏み切れない感覚を持ち、案件が流れてきた経緯がある中で、そのお叱りで心が動いたんです。
”自分のため”じゃなくて、会社の発展、そしてよりよい社会へと向かっていく真剣な姿勢が伝わってきて、ここに自分の価値が微力ながらも発揮できる場があるのなら、一緒にやってきていきたいと思えました。
樋口
そう言っていただけるのは、素直に嬉しいです。

CHAPTER新規事業開発部長 溝内が起こすGAの変化

溝内さんは、これからGA technologiesの新規事業開発部長も兼ねることになります。
Yes Renovationを創業する前は、新規事業の立ち上げをたくさんやられていたんですよね?

溝内
もともと投資会社にいまして、投資先を成長させるために実際に手足を動かすハンズオン型の投資に携わっていました。そこでは投資会社内から実際にプランを作り、お金や人を入れて、新規事業の立ち上げも行っていました。上場や売却をゴールとして捉え、1億円投資して10億円で売れれば成功であるような環境で3年間働きました。その時期に多くのことを勉強し、様々な業界に触れることができたことが今の糧になっていると感じます。
樋口
GAは様々プロダクトを持っているように、ゼロイチのアイデアが多くあります。ここは我が社の優れている点と考えています。しかし、マネタイズできるようにするのは別の話です。
事業を立ち上げるには、プロダクトを作るセンスとビジネスセンスの掛け算が必要です。GAに必要なのは、ビジネスセンスをもつ人材でした。
溝内さんはハンズオンで自分で事業を立ち上げられてきて、口で言うだけではなく、実際に足を動かしてこられた経験があるからこそ、ビジネスセンスをもつ人材としてGAの事業の立ち上げ・展開に向けて活躍してほしいと考えています。
溝内
この会社はエンジニア100名以上いるという類稀なる恵まれた環境だと感じています。通常は思いついたことを形にするエンジニアがいないことが、新規事業立ち上げにおける難点になります。

しかし、ここには形にする人たちがいる。

こんな恵まれた環境はないですね。点と点が繋がったかのようにこれまでの経験が活きてきそうで、やりがいに満ちています。

CHAPTER読者へのメッセージ

最後にGA MAG.読者に一言お願いします。

樋口
もともと不動産売買の領域においては、中古流通の活性化が世の中の課題としてあると考えています。それと同時に、空き家数が高まっていることも問題です。
そのような社会課題に対して、我々はワンストップを築き上げ、顧客への価値を向上させて好循環を作っていこうと取り組んでいます。

その中で、今回のリノベーション改善に関してはそのワンストップの一部だと捉えています。保険やファイナンスなどよりもう一歩ワンストップへと進んでいき、便利な社会になっていくことをこれからも変わらず追求していきます。
溝内
ここで目指している山はとても高いです。低ければ課題も存在しない。そして喜びもない。
でも、ここでは頂きが非常に高いからこそ、今の延長線上ではいけないと思っています。今の事業は斜めに着実に伸びていくようなものであるので、プラスオンしていくものを育てなければならない。課題はたくさんあるとは思いますが、みんなで一致団結して目指しているからこそ、やりがいがあるんです。
みなさんと一緒に高い頂きを目指していきたいと思っています。

以上、Yes Renovationの溝内とGA technologies CEOの樋口の対談でした。
対談中感じたのはこれからのGAの未来への溢れだすワクワク感。PropTechの未来に向けて、仲間も増えてさらに加速するGAグループへご期待ください!

それではまたGA MAG.でお会いしましょう!

EDITOR’S PROFILE
  • Communication Design Center
  • 21卒内定者インターン
古川 岳人
2021年4月に新卒でGAテクノロジーズに入社予定のインターン生。
Communication Design Centerにて広報やイベントの運営などに携わっています。
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2019/10/24
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