FEATURE

「GAは新規事業のポテンシャルを秘めている」

20以上の事業立ち上げに携わった新規事業開発室長が手掛ける社内新規事業コンテストの全貌
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GA Booster

Jan

22

Wed

WORDS BY古川 岳人
POSTED2020/01/22
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はじめにINTRO
DUCTION

こんにちは!GA MAG.編集部の古川です。

GAでは2018年から「GA BOOSTER」と題された社内向けの新規事業コンテストを開催しています。過去2回のGA BOOSTERでは述べ113案の新規事業アイデアの募集があるなど毎回盛り上がりを見せています。そして、昨年12月16日から第3回GA BOOSTERの新規事業アイデア募集が始まりました。

そこで、GA MAG.をご覧のみなさまにも、GAグループで新規事業が生まれていく様子をリアルにお伝えすべく、第3回GA BOOSTERに関する記事をシリーズでお届けします。

Vol.1では「GA BOOSTERとは?」をテーマとし、GA BOOSTERの概要と当コンテストの責任者を務める新規事業開発室長 溝内良輔のインタビューをお送りします。2019年9月にGAグループの仲間入りをしたしたイエスリノベーション株式会社の創業者でもある溝内により刷新された第3回GA BOOSTERの全貌が明かされました。

PROFILE
  • 新規事業開発室 室長
溝内 良輔
ベンチャー投資会社で20を超える新規事業開発を経験し、2012年に賃貸アパート・賃貸マンションの空室対策に特化したリフォーム・リノベーションを扱うイエスリノベーション株式会社を創業。その後、2019年にGAグループへ参画した。

社内新規事業コンテスト「GA BOOSTER」とは。

3回目となる社内新規事業コンテスト「GA BOOSTER」。GA BoosterとはGAの成長をブースト(Boost)させるべく、GA社内で新規事業創出を促すために始まった社内新規事業コンテストです。

このコンテストは、応募資格が内定者を含むGAグループ全雇用形態の方々と幅広い設定となっており、加えて比較的取り組みやすい応募要項であるため、非常に間口の広いものとなっています。

評価プロセスは、予選・本選の二回の審査。予選では、「GAが取り組む意義」「事業性があるか」「着眼点や切り口のよさ」という3つの評価軸で応募案が審査され、数案まで絞り込まれます。予選を通過すると、投資会社で新規事業を多く手掛けてきた溝内らによる徹底したメンタリングで事業計画書まで作りあげるサポートを得ることができます。本選は役員らが審査員となり、最優秀賞を得た暁には、「GA BOOSTER」の称号と賞金を得ることになります。本選終了後は、正式事業化に向けた仮説検証・実現可能性の確認のフェーズに進むこととなり、事業化へ本格検討に入っていく流れです。

このように間口は広いものの、予選後の過程が綿密に、そして緻密に組まれており、本気で事業を立ち上げたい人にとっては挑戦しがいのあるこのコンテスト。そんなGA BOOSTERの責任者を務める溝内へのインタビューでは、投資会社での新規事業立ち上げの経験を持ち、昨年9月にGAにジョインしたイエスリノベーション株式会社の創業者である溝内だからこそ感じた「GAで新規事業を立ち上げる」意味をうかがい知ることができました。

新規事業においてGAの環境は強みになる

GAで新規事業コンテストをやる面白味とはどのようなものですか?

GA BOOSTERでのプランは、社員が実業に携わっている中で出てくるものなので、手触り感のある課題を扱えるのではないかなと思っています。少なくともその課題が実際に改善されるような事業が生み出される可能性があるのが面白味ですね。これは、いわゆる就活での新規事業立案インターンやIT企業がよく開催しているコンテストでは味わえない醍醐味です。

最近社外の方とお話した際に、「新規事業が強いと言われる多くの会社でさえ、ほとんどのことは仮説で事業を組み立てないといけない。例えば賃貸管理業界ってこんなこと悩んでいるんだろうなみたいな感じで作るんです。でも、GAは社内で実業をやっていて、その横でエンジニアというプロダクトを作る人がいる。その環境は本当に羨ましいです。」と話されていました。

私も本当にその通りだと思っていまして、GAのように「現場の課題感を理解していて、なおかつテクノロジーにも精通している」という特徴を持つ企業はなかなか少ないと感じています。そんなGAの強みを最大限に活かすことのできる新規事業コンテストを作りたいと考えています。

GAの強みをよりコンテストに活かすとはどういうことですか?

先ほど話した通り、課題感を理解し、かつテクノロジーも有するは最大の強みの一つです。それを活かし、GAならではの事業にするためにも、今回はGAの戦略に沿ったプラン、GAがやる意義のあるプランであることを重視しています。領域としては、不動産テックはもちろん、隣接の保険・建設・金融業界のものなどを想定しています。それにより、より地に足のついた課題解決を行う事業にすることができるでしょう。

また同様に、職種や人材の多様性に恵まれていることや若手が多いことなども強みだと考えています。

そういった強みを活かすために、どのような施策を打つ予定でしょうか?

例えば、ダイバーシティに富んだGAからこそできる新規事業コンテストにすべく、今回はSlackを活用して社員同士がより繋がれるような仕組みを作ります。

具体的には、「今、保険×Techで考えています!」と書くと、「はい、前職は損害保険会社にいました!」や「〇〇さんって前職が保険会社だったはずだよ」と声が上がり、繋がってヒアリング等ができるようなイメージです。これまでは、保険系のビジネスを考えていたとしても、保険業界の経験者である社員の目に触れないまま事業案を出してしまうような構図でした。これは非常に会社として強みを活かせていない。この施策により、ヒアリングでより手触り感のある課題となっていき、事業案の精度は見違えるほど良くなるはずです。

また、「フレッシャー枠」も設けています。ベテランの人と年次が浅い人でプランの質に差が出てしまうことがこれまでの2回から見て取れました。時代の変化が激しい今だからこそ、若手の新鮮な感覚をより生かして事業を作るべく、ぜひ若手から盛り上げてほしいと思い設置しました。内定者含む新卒3年以内の方が対象で、少なくとも1案は本選に進めるようになっています。若手の皆さんのプランがどのようなものなのか私自身も楽しみです。

このように、GAとしての強みを最大限活用して、他にはないような新規事業コンテストにしていきます。

1度開催すれば1事業は成功するコンテストへ

様々な工夫がなされていますが、今回の溝内さんの目標は何ですか?

目標は予選段階で300案集めたいです。従業員数が350名前後と考えると、なかなか挑戦的な数字だなとは、私自分でも思っています。

ただ、やはりGA BOOSTERを1回やれば骨太な新規事業が出てくるようにはしたいと考えています。世の中に存在する事業は全て新規事業から始まっているわけですが、その影には多くの失敗があって、没案も数多く存在します。「千三つ」なんて界隈でよく言われるように、1000個あれば3つは事業になる。わかりやすくすると、333個の応募があれば1個くらいはいい事業が出てきてもいいはずだということです。だからこそ、少し挑戦的ですが300を目指したいと考えています。

300ともなれば、GAグループ全体で取り組む必要がありそうですね。
どんな施策を考えられていますか?

そうですね、私自身300なんて数字見たことありません。ですから、ある程度気軽にというと語弊があるかもしれないですが、少なくともチャレンジはしてほしいというのが一番思っていることです。

今回のGA BOOSTERのキャッチコピー「未来は、たった3枚のパワポでつくれる。」のように、難しく考えすぎないで、頭のリフレッシュがてら新規事業を考えられる状態を目指していきます。

ただでさえ皆さん忙しい中応募しなくてはならない上で、忙しいのによくわからないとなったら誰もやらないと思うんですよ。運営側としては、「わからない」状態はコンテンツで取り除いていきたいと考えています。今回は、勉強会を計3回開催する予定です。それらに参加すれば、一通り新規事業を考えるための思考方法は理解できるようなものにしていく所存です。

このようなサポートで、事業立ち上げをしてみたいという意思がある人がよりチャレンジできるような環境を提供します。

多くの人が応募できそうですね!ありがとうございました!


溝内の熱い想いがこもったGA BOOSTERインタビュー、いかがでしたでしょうか。勉強会などのサポートや内定者から応募できる幅広い応募資格など、様々な工夫が凝らされた今回のGA BOOSTER。GA MAG.では、GA BOOSTERの勉強会や選考の様子などをシリーズでお届けしていきます。是非次回もご期待ください。

それではまたGA MAG.でお会いしましょう! 

EDITOR’S PROFILE
  • Communication Design Center
  • 21卒内定者インターン
古川 岳人
2021年4月に新卒でGAテクノロジーズに入社予定のインターン生。
Communication Design Centerにて広報やイベントの運営などに携わっています。
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2020/01/22
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