11月5日、GAテクノロジーズが運営するRENOSYはModern Standardとサービス統合し、新しく生まれ変わりました。
この取り組みは社内で「New RENOSYプロジェクト」と名付けられ、数か月間、多くのエンジニアやデザイナー、セールスやマーケターなどが関わってようやく実現した一大プロジェクトでした。
今回は、この「New RENOSYプロジェクト」で大きな役割を果たしたフロントエンドエンジニアに話を聞きました。
旧RENOSYとModern Standardと統合することが決まったのは、たしか半年くらい前だったと思います。
そうですね。もしかしたら構想自体はもっと前からあったのかもしれませんが、それはわかりません(笑)。
実際に僕たちが手を動かし始めたのは、リリースから3ヶ月前くらいですね。
結構短いと思います(笑)。
旧RENOSYとModern Standardという2つのサイトを融合するのですが、正直、フロントエンドに関しては「1からつくったほうが早い」と感じる部分はありました。現行のサイトを修正しつつ、PHPからRailsへ移行し、新しいものとドッキングさせるというのは予想以上にハードでしたね。
当然ですがGAテクノロジーズとモダンスタンダードが一緒になるまでは、違う会社が別々に開発していたものをくっつけるわけなので、とにかく対応すべきタスクが山積していました。
フロントエンドチームは現在5名と少ないんですが、その割にタスクが多くて(笑)。振り返ると、「もっと早くに手を動かせていれば」とも思うのですが、どうしても Modern Standard ページのエンハンスを回すのに手いっぱいになっていて。本当は企画段階からUIの設計も含めて関わっていきたかったのですが、後手になってしまいましたね。 リリースギリギリまで大変でした(笑)。
また、僕たちフロントエンドだけでなく、それぞれのチームでバタバタしていた印象があります。新しいRENOSYの世界観を作ったデザイナーの山下さんは、僕たちより前倒しでピークを迎えていましたが、その時は「会社に住んでるのかな?」と思うほど忙しそうでした(笑)。
また、僕たちがいるのは Product Planning Division ですが、 Product Development Division の開発メンバーとも密に関わっています。今回のプロダクト開発のPMは、Product Development Divisionの中村友拓さんだったので、開発方針ももちろん統一させました。
新しいRENOSYに限らず、日々さまざまな部署と積極的にコミュニケーションを取って仕事を進めていますね。
Internet Explorer関連のバグがたくさんあって…シェアも多くないから後回しにして、最終的には対応するのはやめました。
データを取ってみると、投資はIEユーザも少し存在しますが、高級賃貸のModern Standardではあまり使われてなかったんですよね。
「対応しない」と決めたら、チケットが一気に20くらい減りました(笑)
正直、僕はいい意味でまだ新しいRENOSYを気に入ってないんです。「本当はもっとこうしたい」と思いつつもまだ実現できてない部分が多いので、これから直していきたいですね。
昔、受託の仕事をしていたときは、作ったら終わりだったので、新鮮です。もしかしたらいつまでも気に入らないかもしれない(笑)
強いて言えば、メンバーが担当してくれたマイページは、SPA(Single Page Application)で動作も速くなっています。
時期によるのですが、現在はほぼ全員がLiving事業の実需(※)領域に関わっています。実需に関わりつつ、iBuyer事業の不動産投資に関わっているメンバーもいます。
GAテクノロジーズはとにかくスピード感があり変化も多いので、体制はその都度柔軟に変えていますね。
※実需:自己使用を目的とした不動産取引のこと。代表的なものは、自分が住む家の売買。
まずフロントエンドエンジニアは、「最新の技術に触れられる」「自分が成長できる」という環境を求める人は多いと思います。それは悪いことではないのですが、GAテクノロジーズではレガシーな技術であっても、それがプロダクトに必要ならばもちろん使います。なので、HTMLやCSSなどの基本はやはり重要ですね。
一方でRENOSYのマイページは、ReactでSPA(Single Page Application)を作っています。
どういう技術を使うかよりも、それを使って実現する「ユーザの使い勝手」や「顧客の利益」を考えられることが一番重要だと思います。
また、これまではデザイナーが描いたものを作り上げる、ということが多かったのですが、今後は企画やデザインにもさらに関わる必要を感じています。自分の仕事はここまで、と区切るのではなく、領域を広げていこうという意欲のある方が合っているかもしれません。
僕はもともとフリーランスで、GAテクノロジーズにも最初は業務委託で入りました。当時はまだフロントエンドのチームはなく、社員もたった1人でした(笑)。でも、すぐにもう1人入社して、僕を含めて3人体制に。
その頃「正社員として一緒にやらないか」と誘っていただいたのですが、GAテクノロジーズは若い会社なので、自分の年齢が懸念になって(笑)。また、当時はフリーランスになったばかりでしたし、お断りしました。
しかし1年が経った頃にまたお声がけいただいて。嘘だと思われるかもしれませんが、そのときには「会社に行くのが楽しい」と思うほどGAテクノロジーズのことを好きになっていたので、入社を決めました。
GAテクノロジーズは「いい人採用」を掲げているだけあって、周りにいるのが良い人なんですよね。よく「会社は人で選ばないほうがいい」と言われますが、まあ「いい人採用」を続けるなら大丈夫だろうと思って(笑)。
「プロダクトに貢献する」ということを一層重視していきます。GAテクノロジーズグループには30以上のサービス・プロダクトがありますが、それぞれのプロダクトにあった適切な技術を導入することが重要です。
また、事業の目的に合ったデザインもできる、強いチームにしたいですね。「新しいから、自分がやりたいからこの技術を使う」ではなく、あくまで「顧客体験の向上」のために新しい技術も使えるし、古いものを回していけるチームになりたいです。
フロントエンドエンジニアって、自分も含めてバックボーンがさまざまですよね。「JavaScriptだけやってきました」という人もいれば、デザイナーとしてキャリアをスタートした人もいる。だから、人それぞれ伸ばしていくもの・補っていくものは違いますが、そうした自身の成長とプロダクトの成長を結び付けられることが大事かなと思います。
GAテクノロジーズは30以上のサービスやプロダクトを提供しているので、いろんなことを楽しめる人には合ってるんじゃないかと思います。あとはとにかくスピード感があるので、変化に対応して施策を回していける力を強化したいです。
すべては事業貢献につながっているので、ビジネスの視点はさらに強めていきたいですね!
撮影:今井淳史
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