同じ船に乗った仲間に知ってほしい、これまでの歩みの裏側
2013年の創業から8年が経った2021年3月、GAテクノロジーズグループに新たなコンテンツが生まれました。
その名も「STORIA(ストーリア)」。イタリア語で「歴史、物語」の意味を持つ、社内限定の社史です。
冒頭にはこんな言葉が掲げられています。
2013年に産声を上げたGAテクノロジーズグループ。
ここに至るまでには様々な出来事があり、その背景には、当時のメンバーの想いや葛藤があった。
そしてこれからも、私たちは止まることなく「世界のトップ企業」を目指して進む。
社史と言ってしまえばそれまでかもしれない。しかしあえてこう言いたい。
これはGAテクノロジーズグループの、やがて伝説になる「物語」である。
(制作:川村佳央)
GAテクノロジーズグループ代表・樋口、専務取締役・清水の2名が立ち上げた小さな会社が、今や570名を超える規模になり、「借りる・買う・売る・貸す・投資する」という住まいにまつわるすべてを提供できるようになりました。ただ、ここに至るまでに数々の困難や挫折、葛藤を乗り越えてきたことは、同じ目的地を目指す仲間には知ってほしい事実だと考えています。
またこの先、「世界のトップ企業」を目指すうえで、成功もあれば失敗もあるでしょう。しかし、それらすべてが物語になるという意味を込めて、社内限定の社史は「STORIA」と名付けられました。
GAグループのこれまでの出来事や、年度ごとの売上・社員数・拠点数などがひと目でわかるだけでなく、その年に起こったターニングポイントとなった出来事の裏側を取材。退職者にもインタビューに協力いただき、当時の良かったことも失敗談もすべて公開しました。
各記事をここで公開できないのが残念なのですが、最初の新卒採用や、AI組織の誕生、M&Aの裏側など、現時点で18の限定エピソードが公開されています。
また、イントラネットとSNSの役割を持つGAオリジナルの社内サービス「Tech Portal」と連動し、ログインしている人に応じて、入社年やアワード受賞年にメッセージが表示されます。
見た人が「自分もGAグループの歴史の一員なんだ」と感じてもらえる工夫です。
今回は、プロジェクトの初期からこのSTORIAの制作に携わった4名に話を聞きました。
浅野 翠(以下、浅野)
この「STORIA」プロジェクトですが、始まったのは去年でしたっけ?
増田 剛士(以下、増田)
Slackをさかのぼると、2020年5月13日がプロジェクトの開始日ですね。
もともと中途入社研修で、樋口大さん(GAテクノロジーズ取締役)による社史紹介の時間がありました。でもなかなか頻繁に更新できていない状態だったこともあり、ネクストリーダープログラム(NLP)で「社史もWebで作ったらいいのでは」という案が出たのが最初です。
藤本 雅樹(以下、藤本)
当初は、「上場記念日の2020年7月25日に公開したい」という話でしたよね。公開できたのが2021年3月なので、構想から約1年という足の長いプロジェクトになりました(笑)
増田
最初は、CCOの川村さん・CHROの清家さんをはじめ、掲載するコンテンツや全体のテイストについて話を進めていました。同時進行で、僕が藤本さん・山本さんに機能やデザインのご相談をしていたんですが、デザインと機能が完成した状態でチェックしてもらったところ、「イメージと違う」となり…(苦笑)
浅野
コンテンツ・機能・デザインとそれぞれで話を進めていたので、出来上がりのイメージのずれをすり合わせる機会がなかったんですよね(笑)
山本 真理子(以下、山本)
当初はデザインも大人な感じで、横スクロールのものを提案しました。しかし、それだと現在に至るまでの試行錯誤や、ある種のドタバタ感が伝わらないということになり、ガラッと方向転換することに。それが2020年の秋頃でしょうか。
藤本
デザインも機能もすべて見直すことになり、公開日を11月か、年明けの1月か…と話し合い、最終的に決まったのが創業記念日のある3月でした。
山本
11月上旬に、現在のワイヤー(※)を完成させました。最初の案よりポップで楽しいバタバタ感を表現しましたね。
※ワイヤー:webページのレイアウトを定める設計図
藤本
たしか4パターンくらい提案してくれましたよね!それぞれテイストが異なるデザインで、山本さんが考え抜いてくれたのを感じました。
浅野
新たにデザインや実装をし直すことになり、ぶっちゃけしんどいとは思わなかったですか?
藤本
実装完了後だったので少し驚きましたが、「細部まで質にこだわってやり切る」というのは、相手が社外のお客様であっても社内であっても変わりません。やるしかない、という感じでしたね。
山本
「STORIA」は、ページ内の動きや絵がおもしろくないと意味がないと思ったんです。なので記事を読む前に、見ていて楽しくなるようなデザインを目指しました。
藤本
僕はそんな山本さんのイメージをうまくキャッチして実装に落とし込めるよう、二人でたくさん話し合いながら進めました。山本さんは「これがびゅーんって動くように」と、擬音で例えることが多いんです(笑)。
でもお互いの意見を出し合いながら、ユーザーに何が伝えたいかを考えていけたので楽しかったですね。
増田
方向性が決まってからは早かったですね。デザインと機能の実装を進めつつ、肝心のコンテンツの準備に取り掛かりました。
どんな記事が必要かをみんなで話し合って洗い出し、担当を振り分けて取材を進めました。浅野さんが7記事で僕が6記事、21卒インターンの千葉くんが3記事、人事労務チームの須藤さんが2記事を担当しました。
浅野
全体のテイストとして堅くならず、笑える表現になるよう気をつけました。あとは当然ですが、内容が面白くないとどうしようもないので、取材でいかにぶっちゃけてもらえるかを重視しましたね。
退職した方にも取材できて楽しかったです!お酒を飲みながら取材した記事もあったので、純粋に当時の話を聞けて楽しいな〜と思っていました(笑)
増田
結構前のことなのに、まるで昨日起こったことのように話す方が多くて驚きました。それだけ皆さんにとって印象的な出来事なんだな、と実感しましたね。
会社とともに成長していく社史に
浅野
「STORIA」はすでに社内に公開されました。皆さんのもとに何か反応は届きましたか?
増田
先に公開した経営陣からは「読んでいると時間が溶ける」という絶賛(?)の言葉をいただきましたね。また、入社やアワード受賞のタイミングでメッセージが表示される機能は好評でした。
記事でフォーカスできる人は限られていますが、全員がGAグループの歴史を作っている、参加しているという実感を持てる演出だと考えていたので、嬉しかったです。
藤本
部署異動とかも表示されるようになると面白いかもしれないですね。自身の成長を実感できる気がします。
毎年記事も増やしていって、会社の成長がわかるようなコンテンツにしたいですね。長く在籍している社員にとっては振り返る場所になるし、新しくGAグループに入った社員にとっては、先人たちの想いを共有できるものになるといいなと思います。
あとは、「STORIA」に載りたいと思う人が増えてほしい!
山本
掲載されているのは、成功も失敗も、GAグループの転換点となった出来事ばかりですもんね。新しく歴史となる最新の記事はもちろんですが、同時に過去の記事も増えていってほしいなと思います。まだまだ知らない歴史があるはず!
浅野
GAグループでは例年「LOOKING BACK ON THIS YEAR」という1年間の振り返りをお届けしていますが、「STORIA」も毎年同じタイミングで新しく記事を増やしていく予定です。歳を重ねるごとに、GAグループの物語がより厚みを増していくのが楽しみですね。
いかがでしたか?
GAグループは設立から8年。「まだまだ社史を作るには早い」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
「STORIA」には、これまでを振り返ることに加え、世界のトップ企業を目指すこの先の道のりを、社員全員で共有したいという想いも込められています。
ここからどんなエピソードを積み重ねられていけるかは、私たち次第。
皆さまにも胸を張れる出来事を増やしていけるよう、これから一層精進していきます!
撮影:松井 和幸
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
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EDITOR’S PROFILE
浅野 翠
2011年に早稲田大学を卒業後、インターネットイニシアティブ(IIJ)やビズリーチで人事を務める。2018年にGAテクノロジーズに入社。2020年8月より広報を担当。好物はすっぱいお菓子。
Twitter:@midoriii1221
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