OHEYAGOとは
OHEYAGOは、セルフ内見型賃貸サイトです。物件検索から内見予約、入居申込から契約手続きまで、すべてオンラインで行えるのが最大の特徴です。
これまで賃貸のお部屋探しは、サイトで物件を探してから、その物件を扱う店舗に直接行って営業担当から説明を受けるのが主流でした。その際、お目当ての物件はすでに契約されていたり、複数の物件をまとめて内見するのに半日かかったりと、時間と手間のかかる体験だったのです。
旅行や株、保険など、オンラインで手続きが完結できる時代。お部屋探しも、できるだけオンラインで便利に進めたいですよね。
他の業界では当たり前の「オンライン完結」を、賃貸でも実現しよう!というのがOHEYAGOなんです。
「おトク」「かんたん」「ゆっくり」が実現できる理由
今回は、OHEYAGOのPMであるイタンジ執行役員・永嶋に、どんなサービスなのか詳しく聞いてきました!
浅野
新生活を前に、引越しを考える人が増える時期です。でも、引越しは初期費用もかかるし、手続きも大変で、正直面倒ですよね。OHEYAGOを使うと、お部屋探しはどう変わるのでしょうか?
永嶋
結論からお伝えすると、OHEYAGOを使うと「おトク」に「かんたん」で「ゆっくり」とお部屋探しができます。
永嶋
OHEYAGOは、イタンジが仲介会社や管理会社に展開しているSaaSプロダクトを使うことで、社内業務が効率化できています。FAXや電話を使った非効率的な業務がないので、残業ほぼゼロが実現できています。これは賃貸仲介では非常にめずらしいこと。そこで浮いたコストがあるから、仲介手数料を安くできています。
永嶋
2つめが「かんたん」です。OHEYAGOには「おとり物件」がありません。
浅野
おとり物件。実際は募集していないのに、サイト上では募集しているように見える物件のことですね。
永嶋
はい。「ある物件を目当てに店舗に行ったら、すでに募集されておらず、違う物件を提案された」というのを、多くの方が経験しているのではないでしょうか。賃貸業界の大きな課題です。
OHEYAGOは、イタンジのSaaSプロダクトを活用することで、リアルタイムで入居可能な物件のみが掲載されています。さらに、カレンダー上で内見予約が完了するので、仲介会社とやりとりをする必要がなく気が楽ですし、担当者とは物件で待ち合わせするので、わざわざ店舗に行く必要がないので時短になるんです。
オンライン内見やセルフ内見が可能な物件もあり、問い合わせもLINEなので簡単です。
浅野
なるほど。必要最低限のやりとりで内見できるのもいいですね。
永嶋
3つめが「ゆっくり」です。自分のペースで決められる、ということですね。
仲介会社の営業担当は、担当したお客様の契約が決まると歩合が発生するので、決定を急かす傾向があります。でもOHEYAGOの場合は、そこに決めるかどうかをお聞きするくらいで「ぜひ契約してほしい」ということはお伝えしません。
浅野
強く営業されるのが苦手な方にはぴったりですね。
なぜそんなことが可能なんでしょうか?
永嶋
OHEYAGOは仲介店舗と違い、あくまでお部屋探しのサポートというスタンスなんです。1人の営業が複数人のお客様を担当することもなく、フェーズごとに接客も分業しているからこそ、お部屋が決定したあとのサポートもしっかりできるし、タイムリーな連絡ができます。
浅野
なんだかいいことばかりのように思いますが、逆にOHEYAGOではできないことはあるんですか?
永嶋
お部屋探しのサポートとはいえ、「営業担当と相談しながら、住むエリアから相談したい」という要望にはお答えできません。あと、車での内見案内もしていません。これはコストを抑えるためです。
浅野
なるほど。物件に求める条件が決まっていて、自分のペースで考えて決めたい、という人に合ったサービスですね。
ちなみに、永嶋さんがOHEYAGOを始めたきっかけはなんですか?
永嶋
いち消費者として、部屋探しに非常に苦労したことですね。そのときは自分が不動産業界に入るとは思っていなかったのですが、縁あってイタンジに入社した際に、当時の苦痛を思い出し「賃貸の体験を変えたい」と考えました。業界について知識が深まるにつれ、ますます改善しなければと思うようになりましたね。
OHEYAGOには理念が2つあります。1つは「ECのようなお部屋探し体験をつくる」、もう1つは「気持ちよくプライドを持って働ける職場を」です。情報の不透明さによって生まれる賃貸業界の負の側面は、部屋探しをする人はもちろん、仲介で働く人も不幸にしていると思っています。OHEYAGOは、お客様も働く人も幸せになれる、まっとうな方法にこだわりたいと思っています。
「賃貸はオンライン」という新常識を広めたい
浅野
いまOHEYAGOではどんな物件が載っているんですか?
永嶋
現在は東京都内をメインに扱っていて、約6万件を掲載しています。2019年にスタートした頃は知名度も低く、物件数も少なかったのですが、徐々にお客様の口コミでユーザーも増え、繁忙期のアクティブユーザー数は20万になりました。
浅野
ちなみに利用した方は、どんな点を評価してくださったのでしょうか?
永嶋
「空き時間でサクッと内見できる」「LINEでやりとりできる」「契約済みの物件がない」など、他の業界では当たり前の部分を評価していただいています。小さな違いが大きな差につながるのかなと思います。
永嶋
例えば、アプリを使ったフードデリバリーサービスは非常に便利ですが、そもそも「出前」という仕組みは昔からあったわけです。でも「お店が一覧で見られる」「電話ではなくアプリで注文できる」という少しの違いが、便利さにつながる大きな差になっていますよね。
賃貸は他の業界と比べて遅れているからこそ、他の業界では当たり前とされる水準を提供できるだけで、今は評価いただいているのかなと思います。
浅野
なるほど。他の業界では当たり前にできることに加えて、今後はもっと便利にしていくのでしょうか?
永嶋
2021年5月に国会でデジタル関連法案が可決され、今年ついに電子契約が解禁されます。これまで紙で必要だった書類の電子化が可能になるんです。これまで以上にオンライン完結の需要は高まるし、株や保険のように、不動産をネットで取引するのが当たり前になると思います。だからこそ、OHEYAGOももっとお客様にとってメリットのある付加価値をつけていきたいと思っています。
いまOHEYAGOでは「新生活おトクPlus」という付帯サービスを提供しています。引越しにあたって最初に使うのが仲介サービスだからこそ、新生活で必要な家具家電や不用品の引き取りなどもまとめてお願いできたら助かりますよね。それが、安くてスムーズならなおさらです。引越しの煩雑さをまとめて解決できるようにしたいと思っています。
浅野
たしかに、引越しは一度に複数のタスクを進めないといけないので、まとめて解決できるとすごく便利ですね。
永嶋
また、長期的には誰でもお部屋を借りられるようにしていきたいと思っています。年齢や雇用形態に関わらず、きちんと支払い能力を証明できれば誰でも借りられるサービスを提供したいですね。
また、現在は東京都内の物件をメインに扱っていますが、今後は都市部を中心に広げていきたいと考えています。法改正によって、「お部屋探しも全部オンラインで完結できる」ということが多くの人に広まれば、もっと気軽に理想の暮らしを追求できる人が増えるんじゃないかなと思っています。
穴場物件は?引越しにベストな時期は?
浅野
最後に、引越しのTIPSを教えてください!まず理想の物件を見つけるには、お部屋探しはいつ頃がベストですか?
永嶋
たくさんの選択肢から選びたいなら、1月〜3月です。この時期は毎年引越しをする人が多く、物件数が増えるんです。
一方、ブランドマンションなどは内見せずに決める人もいるので、スピード勝負の時期ですね。他にも、退去を待たなければいけなかったり、引越し料金も高いなどデメリットもあります。
それ以外の時期は、物件数は少ないですが引越し料金が抑えられます。「選択肢が限られてもゆっくり探したい」という人は、1月〜3月は避けた方がいいですね。
永嶋
ないです。「もっといい物件があるかも」と悩んでいるうちに、狙っていた物件がよそで決まってしまうのはよくあるパターンです。
エリアごとの相場をしっかり理解し、妥協できる条件・できない条件をしっかり決める。そして許容範囲の物件を見つけたら、思い切って決めることが大事です。
浅野
知識と決断力が大事なんですね。ありがとうございました!
いかがでしたか?
賃貸仲介でもオンライン化はどんどん進んでいます。お部屋探しがこれからスタートする方は、ぜひOHEYAGOのサイトをのぞいてみてください!
撮影:松井和幸
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
EDITOR’S PROFILE
浅野 翠
2011年に早稲田大学を卒業後、インターネットイニシアティブ(IIJ)やビズリーチで人事を務める。2018年にGAテクノロジーズに入社。2020年8月より広報を担当。好物はすっぱいお菓子。
Twitter:@midoriii1221
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